前回、「カムイワッカ湯の滝のぼり」のレポートをお届けいたしましたが、
今回は実際に準備することや、登るためのポイントをご紹介いたします。
ポイント1:トイレは極力ウトロ市街か知床自然センターで済ませておきましょう
カムイワッカの滝には知床五湖に行く途中に分岐があり、
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この分岐から約20分程砂利道を走ります。
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最寄りの駐車場やトイレは知床五湖にあるのですが、こちらは駐車料金がかかります。
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なので、最後のトイレ休憩や売店はウトロ市街もしくは、そこから5kmほど走った場所にある知床自然センターになります。ここから知床五湖までは約9km、カムイワッカの滝までは19kmほどあります。ここでしっかり最終準備をして向かいましょう。
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ポイント2:「1の滝」の手前までは子どもでも行ける
カムイワッカ湯ノ滝はしっかりとした装備が必要ですが、1の滝の手前までは小学生でも「冒険感」を味わうことが出来ます。
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1の滝の滝つぼはぬるま湯なので温泉につかるという感じではないですが、
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上下水着を着ていけばこうして入ることも可能です。
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ちなみにここまでの散策で良ければ大人もサンダル等で楽しめますよ。
ポイント3:「4の滝」まで行くのであればウォーターシューズは必須アイテム
とはいうもののせっかくここまで来たのであれば(ましてや入場料金も払っているのであれば)4の滝まで行きたいという方がほとんどかと思います。
その場合に必須アイテムは「ウォーターシューズ」。2,000円前後の商品でも十分です。まずは「すべらない」ことが肝心なのでこのウォーターシューズだけは必須です。そして1の滝の右側を登ってみて滑らないか確認してみましょう。ちなみにカムイワッカ川は強酸性の泉質のため、魚がおらずコケも生えないため水の中の方が滑りません。水が流れている縁の濡れた石の方が逆に滑るとのこと。この滝を登ることが出来なければその先に行くのはあきらめた方が賢明です。
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ポイント4:カムイワッカ湯ノ滝の入口には更衣室があるので着替えることが可能
カムイワッカ湯ノ滝の入口はスタッフがいて、受付等の対応をしております。
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また男女別の更衣室もあります。その奥には仮設トイレもありますが、こちらは水洗ではないので気になる方はポイント1でお伝えした通り事前に済ませておくことをお勧めします。
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更衣室の中は2,3人がはいると一杯になりますが、有料の事前予約システムになったため、それほど混雑することはなさそうです。皆さん、すでに着替えた状態でカムイワッカの滝に来る方も多いようですね。
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その他にルートガイドや、
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ヘルメットも無料で貸し出ししております。(ヘルメットは着用必須です)
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また水も用意されておりました。が、こちらは頭や顔を洗ったりするというよりは少し手を洗う程度の利用と考えておくのが良いと思います。
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駐車スペースも事前予約者が停車できるスペースがきちんと確保されております。
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なお、登山者の方は長時間駐車になるので、カムイワッカの滝の手前に専用駐車場が用意されております。
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ポイント5:公式サイトがとっても素敵!
カムイワッカ湯ノ滝の公式サイトがとっても素晴らしくて、このサイトは行く前に必見です。
必要な情報が分かりやすく整理されて網羅されており、観光地のサイトとしてこれだけしっかりしたつくりのサイトはあまり見たことがありません。
なので、必ず見てから利用しましょう。
そのうえで、実際に登ってみてのポイントをつらつらと。
- ウォーターシューズは必須。まずは「1の滝」で滑らないかどうか確認
- 下半身は水着等、水にぬれても良い服装。できれば上半身もラッシュガード等を推奨。
- 特に服を濡らさないために変な態勢で滑ってケガをするくらいだったらおしりを付けたり濡れても良い態勢で安全に登ることが肝要
- スマートフォンは防水ケースに入れておくことをお勧めします。
- タオルはないので必ず持参。
- シャワーはないので、体を洗うのは宿泊先や温泉まで我慢
- 着替えは必須。下着、靴下、短パン、Tシャツ等を袋に入れて車に置いておき、カムイワッカを楽しんだ後は更衣室で着替えられるようにまとめておくと便利。
- 水は湯ノ滝登りに持参するペットボトル(500ml程度)とあわせて、2リットルのペットボトルに水道水(もしくはミネラルウォーター)を何本か持っていくと便利。ウォーターシューズを履き替える際に砂を洗い流したり、顔を洗ったり水着を軽くすすぐのに重宝します。
- ミニバン等の車内で着替えることも可能。その際は窓に目隠しができるタオル等もあると良い。
ともかく、お互いにマナーを守って安全に楽しむことが大切です。
参考になれば幸いです。
というわけで、良い旅を!
カムイワッカ湯ノ滝のぼりのレポートはこちら。
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