飛行機の国際線チケットにSSSSと記載があったらどうなるの?

さて、国際線に乗る際のチケットですが、

普段と違う箇所があります。

そうです、「SSSS」の4文字が記載されているんです。

これがあるとどうなるのでしょうか。

チケットのSSSSとは?

チケットに記載されている「SSSS」という文字の意味は、

  • Secondary Security Screening Selection

の略であります。

つまり「2次的なセキュリティ確認が必要な人に選ばれている」ということです。

どういった人が対象になるの?

一部のサイトでは

  • 選ばれる人は重大な事件の容疑者
  • 過去に犯罪歴がある人
  • 米国からマークされている人

という、陰謀説や重要参考人説、

またほかにも

  • 格安航空券で登場している人
  • ステイタスがない人

等の憶測が飛び交っておりますが、

「すべて嘘」

です。

実際に体験した私が言うのですから間違いありません。笑

さっそく検証してみましょう。

ステイタスは関係ない?

今回はステイタスを持っていてファーストクラスのチェックインカウンターでチェックインしたにも関わらず、

SSSSでした。

チェックイン時には気づかなかったのですが、ラウンジに入室する際にチケットを提示して気づきました。

ラウンジの女性スタッフに

「SSSSって記載されているんですけど」

と聞いたら、

「あら!当たりましたね!」

「なかなか当たらないので、むしろラッキーだと思ってくださいね。」

との笑顔の応対。

というわけで、ステイタスは関係ないことを証明。

SSSSになると2次確認はなにがあるのか。

SSSSのチケットになっても通常の保安検査場のボディチェックと手荷物検査は従来通り実施され、

特に再確認等はありません。

ではどこで2次チェックがあるかというと、搭乗ゲートを過ぎてからになります。

定められた登場順にチケットを提示すると、SSSSの方だけゲート通過後に下記の赤枠で囲った小部屋に通されてチェックを再度チェックを受けます。

ここで何があるかというと、大きくは2点

  • 機内持ち込み手荷物の検査
  • 簡単なボディチェック

になります。

時間として30秒程度。

チェックの様子を写真を撮ってもいいですか?と聞いたらさすがに断られました。笑

これは警察官が直接検査するわけでもなく、あくまでも職員が実施。

かつ、ゲート入場後なので、何分間も拘束されるわけではありません。

ここで長時間拘束されたら、定刻通りの時間に出発できないですしね。

つまり、このチェックで前述の重要参考人や国際手配犯等を発見したり捕まえることは限りなく不可能に近いわけです。

それだったら、ゲート入場後にチェックしないですし、もっと厳重に実施すべきですしね。

というわけで、無事に機中の人となりました。

いかがでしたか?

もしSSSSと表示されていたら、むしろなかなか当たらない貴重な体験ができるというように、ポジティブに捉えてフライトを楽しみましょう!

というわけで、よい旅を!

※あくまでも日本国内発のフライトでのお話です。米国発の場合は当てはまらないかもしれませんので帰国便で出た際にはご留意くださいませ。

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