青森県つがる市にある「田小屋野貝塚(たごやのかいづか)」を訪れてきました。
田小屋野貝塚は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する世界遺産のひとつ。縄文時代前期から中期にかけて人々が暮らした集落跡として知られています。

貝塚という名前から、貝殻が積み上がった遺跡を想像していましたが、実際に訪れてみると印象はまったく異なりました。
一面に広がる緑の中に残る縄文の暮らし
駐車場から案内看板に従って進むと、そこには見渡す限りの緑が広がっていました。

草花が咲く穏やかな風景の中に説明板や遺構表示が点在しており、まるで公園を散策しているような雰囲気です。
案内板によると、この場所では竪穴建物跡や貝層、捨て場、人骨出土地点などが確認されているとのこと。

現在は発掘調査後に埋め戻されていますが、写真や解説パネルによって当時の様子をイメージできるよう工夫されています。
人骨出土地点も見学可能
現地では「人骨出土地点」と書かれた案内板も設置されていました。

縄文人が生活を営み、時には亡くなった人を埋葬していたことを思うと、この場所が単なる貝塚ではなく、人々の生活の場そのものだったことを実感します。

また、「竪穴建物跡・貝層」と表示された場所では、発掘時の写真を使った解説板が設置されており、地中に残されていた貝殻の層や建物跡の様子を知ることができました。
派手さはないけれど、縄文時代を身近に感じられる遺跡
世界遺産というと大規模な建造物を思い浮かべる方もいるかもしれません。
しかし田小屋野貝塚は、広大な自然の中に静かに残る遺跡です。
派手な展示施設があるわけではありませんが、約5000年前の人々がここで暮らし、食事をし、家を建て、人生を終えたことを想像しながら歩く時間は、とても贅沢なものでした。

同じく世界遺産に登録されている亀ヶ岡石器時代遺跡や是川石器時代遺跡などとあわせて巡ると、縄文文化への理解がさらに深まると思います。
というわけで、良い旅を!
●つがる市木造亀ヶ岡考古資料室のレポート
●亀ヶ岡遺跡のレポート
●田小屋野貝塚
・住所:〒038-3283 青森県つがる市木造館岡田小屋野
























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