さて、前回、「史跡料亭 花月」の卓袱料理を楽しみましたが、
幕末の要人・文人が通った高級サロンとして名高いお店の由来はそれだけではありません。
それが分かるのが同じ建物にある「集古館」。
こちらには花月の前身でもある引田屋ゆかりの資料がずらりと展示されております。
木下逸雲の画や向井去来の俳句、頼山陽の書、
坂本龍馬直筆の嘆願書や、なかにし礼原作の映画「長崎ぶらぶら節」で有名になった名妓・愛八直筆の歌本や写真などが飾られておりました。
これは見ごたえがありますなあ。料亭の中とは思えません。
花月の模型を見て大団円。
続いて2階の大広間「竜の間」へ。
こちらには立派な床の間がありまして、
坂本龍馬が切りつけたと伝わる床柱の刀傷も見ることが出来ます。
他にも「月の間」は勝海舟が利用した部屋だったり、日本庭園の池には、岩崎彌太郎が酔って落ちたことを自身の日記に書き残していたりとみどころ満載。
帰りはとても素敵な笑顔になることが出来ますよ。
料理も歴史も堪能させていただきました。
というわけで、良い旅を!
※ご注意:「集古館」と坂本龍馬の刀傷だけの見学はできません。あくまでも花月で卓袱料理を楽しむ前後で見学できる場所になります。
●「史跡料亭 花月」の卓袱料理のレポートはこちら。
●史跡料亭 花月
・住所:〒850-0902 長崎県長崎市丸山町2-1
・電話:095-822-0191
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