知覧特攻平和会館で特攻隊員のメッセージを読み、改めて平和の大切さを知る

知覧特攻平和会館の引き上げた零戦

さて、第二次世界大戦末期の沖縄戦において特攻という人類史上類のない作戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料を展示した会館が知覧にあると聞いていそいそと。知覧特攻平和会館であります。

平和の鐘と、

慟哭、誓いの碑がお出迎え。

ちなみに館内はロビーと、こちらの海軍零式艦上戦闘機展示室だけ撮影可能。

この零戦は、昭和20年5月鹿児島県甑島の手打港の沖約500メートル、水深約35メートルのところに海没していたものを知覧町(当時)が昭和55年6月に引き揚げたもだそうです。

また、ロビーには関連書籍等も販売。

そして、ここから先の撮影禁止の展示が衝撃でした。

陸軍沖縄特攻作戦で亡くなられた1,036名の隊員の遺影が、出撃戦死した月日の順に掲示されており、家族・知人に残した遺書・手紙・辞世・絶筆などが展示してありました。

それぞれが特攻することによって日本の未来があると信じ、両親が幸せになると信じた手紙の数々。涙なしには見ることが出来ません。

これはとても重いなあ。

その後、外に出て三角兵舎を見ます。

特攻隊員たちが出撃するまでの起居していた半地下式の三角兵舎を会館横の杉林に復元したもの。

最後に特攻平和観音にお参りをして、この地を後にしました。

ぜったい忘れてはならない歴史だと改めて感じましたよ。

また訪れたいと思います。

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●知覧特攻平和会館
・住所:〒897-0302 鹿児島県南九州市知覧町郡17881番地
・電話:0993-83-2525