巷では「Go To トラベル」の話題で盛り上がっておりますが、
実は使い勝手が大きいのが
- 地域共通クーポン
になります。
ですが、この地域共通クーポン、本来でしたらお土産店や観光地での飲食店で使われるための支援策ですが、結局ホテル内のレストランやコンビニで使われている場合が多いようです。
理由は簡単で、
- 使える飲食店が少ないから。
一方で飲食店向けには、「Go To イート」施策も展開中です。
では、どちらの「Go To」に対応するのが良いでしょうか。
利用者側から飲食店様の登録の工数等を考えずに申し上げますと
- 両方対応することをおすすめします
という結論になります。
以下その理由をお届けします。
理由その1:「Go To イート」と「Go To トラベル」では予算額が大きく違う
おなじGoToキャンペーンですが、実は担当省庁も予算額も全く違います。
「Go To イート」の政府予算は今のところ1,500億円前後。(増減の可能性はあります)
それに対して
「Go To トラベル」は全体予算は1兆1,000億越えです。
そのうち3分の2が宿泊や交通費割引に使われ、3分の1が「地域共通クーポン」に使われます。ざっくりと3,300億円。さらにGWまで延長という話もあります。
もちろん両キャンペーンとも事務局経費等が掛かりますので一概には言えませんが、
- 「Go To イート」食事券やオンライン予約の合計
よりも
- 「Go To トラベル」の地域共通クーポンのほうが倍以上の発行金額になっているんです。
これだけでもトラベルの地域共通クーポンに接する機会のほうが多くなることが明白ですよね。
理由その2:「Go To イート」と「Go To トラベル」では利用者側の心理が大きく違う
2つ目の理由は「利用者側の心理」です。
「Go To イート」は大きく分けて、
- オンライン予約時のポイント
- プレミアム付き食事券
の2つになります。
これって利用者側からすると、どちらの「イート」も
- 能動的に飲食をする方には利用しやすいが、「今日食べに行こうか!」と思う人には使いにくいキャンペーン
なんです。
例えば家族の誕生日や結婚記念日、デートの約束等の場合は予約もするし、事前にお店も真剣に探すでしょう。
ですが予約をしない飲み会や食事会って結構あると思うんです。
- 勤務先の同僚と仕事帰りにちょっと飲んで帰る
- 週末のレジャーの帰りに遅くなったので、地元の居酒屋やファミレスで食事を済ませる
など、皆さんも外食をする際に前日までに予約をする割合は半分以下ではないでしょうか。
特に「当日予約」はオンライン予約経由でも対応していない店舗が多く、そうすると会社帰りにちょっと一杯とか、レジャー帰りに夕飯を外食で済ませましょうというニーズは「Go To イート」では拾いきれないニーズになります。
一方で「Go To トラベル」ですが、こちらは地域共通クーポンが強制的に発行されます。
そしてその利用期間と場所は
- 対象エリア:旅行先の隣県
- 期間:旅行期間中
です。ここが「Go To イート」の計画的利用と大きく違うところで、旅行期間中にどうしても使わなければいけない。せっかくだったら美味しいものを食べたいけど、どこか使えるところないかなあという半ば強制的に使うお店を探さざるを得ません。
ですが、飲食店ではあまり使える場所がなく、結局ホテル内のレストランでの飲食やコンビニでの利用で使ってしまうわけですね。
これは本当にもったいないことです。
理由その3:「地域共通クーポン」は隣県で使用可能を最大限に活用!
そして、「地域共通クーポン」が使えるようにおすすめする最大の理由がこちら。
最近はマイクロツーリズムの風潮もあり、近隣の都道府県や地元の新しい魅力を発見する旅行も多く利用されております。ちなみに東京都に宿泊すると、神奈川県や埼玉県、千葉県、山梨県だけでなく、静岡県でも使えます。
千葉県の場合は、東京都、埼玉県、茨城県、神奈川県ですね。
全くの余談ですが、
この「近隣県」の定義は直接隣接している場合と、もう一つは「日帰りできる航路や道路」があるということも考慮されているとのこと。
確かに千葉と神奈川は金谷と久里浜で結ばれておりますし、
東京と静岡は実は大島(東京都)と熱海(静岡)が結ばれているのです。
なので、高知県だと徳島県と愛媛県だけですが、
愛媛県だと、四国4県に加えて、広島県、山口県、航路で結ばれている大分県でも使えます。
ちなみに紙クーポンでも電子クーポンでも利用可能エリアは変わりません。
話を元に戻します。
お伝えしたいことは、
- 近隣の観光地に旅行に行った帰りの食事は皆さんどこでされますか?
ということなんです。
例えば土日を利用して、温泉旅行を1泊2日で楽しんだ後に、
- 2日目の夕食をどこで食べるか
っていつも切実な問題になりませんか?
大半のご家庭は、帰りの渋滞や電車の混雑、翌日の月曜日の仕事を考えて早めに帰る方が多いのではないでしょうか。
そして地元に帰ってきて、疲れたから夕飯の用意も大変だし、地元の居酒屋や食堂で夜ご飯を済ましょうかね。というパターンになるわけです。
ちなみにまた余談になりますが、我が家でも上記のパターンが多いのですが、例外として、旅行最終日の夜遅くまでワイワイ旅行先で楽しむパターンとして、
- 日曜日に開催される熱海の花火大会を観るとき
と
- ディズニーリゾートに行って遊んでいるとき
があります。裏を返せばそれ以外は早めに地元に帰ってきます。これは歳を重ねるごとにその傾向が強まっているかもしれません。
すると困るのが食事をする場所なのですが、ここで「地域共通クーポン」の出番です。
旅行帰りの地元での夕食の予約なんて、日程が決まらないので予約をしないことがほとんどだと思うんです。
なので「Go To イート」のオンライン予約は使えません。
ですが、隣接県でクーポンが使えるので、
- 東京都民が箱根や熱海の温泉旅行1泊2日
- 福岡県民が湯布院や熊本に1泊2日
- 大阪府民が有馬温泉に1泊2日
等の旅行をしたときに、地元に帰ってきてから、「地域共通クーポン」が使える場所がたくさんあると、とっても助かるわけです。
なので、観光地以外の地元のお店でも「地域共通クーポン」が使えるようになるとよいなあと思っております。
おまけその1:「地域共通クーポン」は紙と電子と両方対応することをおすすめします。
地域共通クーポンは紙と電子とありますが、出来れば両方対応することをおすすめします。
というのも紙クーポンか電子クーポンかは
- 利用者が選ぶことが出来ない
からなんです。
JALダイナミックパッケージや、
一休経由で予約すると、電子クーポン、
じゃらん、楽天、宿泊施設サイト直接予約の場合は、紙クーポンの場合が多いようです。
ちなみにホテルでは紙クーポンを発行するための専用カウンターを設置している場合もあります。
なので、両方使える状態にしておくと、
お客様から
「地域共通クーポン使えますか」
と聞かれたときに
「紙ですか?電子ですか?」
という質問をすることなく
「はい、使えます」
と返事が出来るので、問い合わせ対応も楽になります。
おまけその2:観光地では「Go Toイート」とも組み合わせて訴求することをおすすめします!
ちなみに、今度沖縄に行く予定なのですが、
ネットで飲食店情報を探すときのポイントは3つあって
- 「Go Toイート」対象かどうか
- 感染症対策をしているかどうか
- 地域共通クーポンが使えるかどうか(紙と電子両方)
をまずチェックします。
なので、こうして検索した際に、「Go Toイート」「「Go Toトラベル地域共通クーポン」「感染症対策」がファーストビューに記載があると予約しやすいですよね。
ちなみにこちらの抱瓶 久茂地店 (だちびん)はコスパも良くってお勧めですよん!
今度あらためて利用させていただきます。
また、上記は食べログの例ですが、飲食店側からすると予約手数料も大きなポイント。
手数料無料で利用できるレッティやFTP(フードテックパートナー)もあるので、利用を検討されてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか。
コンビニで地域共通クーポンを使うことが悪いことではありませんが、せっかくでしたらクーポンを飲食店で利用して還元したいですよね。
その場合に観光地で使うこともお勧めですが、マイクロツーリズムの場合は地元の行きつけの飲食店を応援することに使うことも出来るんです。
なので、飲食店の皆様には「Go To トラベル」の地域共通クーポンも使えるようにしていただけるといいなあと思った次第でございます。
まずは「Go Toイート」に登録するところから始めてみてはいかがでしょうか。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも陰ながら飲食店を応援していきたいと思います。
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