ヤジ:ときにキタさん、世の中にはクモやトカゲなど怖いものがたくさんあるがキタさんの怖いものはなんだい?
キタ:オレはコワイものなんてこの世にないよ。
ヤジ:そんなこたねーだろ、なにか怖いものがあるはずだ、世の中広いんだから。
キタ:そうさなー、そこまでいうなら強いて言えばコロッケが怖いな。
ヤジ:おーそうか!じゃあちょっと連れて行きたいところがあるんだ。付き合っとくれ。
(ヤジはキタを驚かすために、
「ハクライ屋」の揚げたてのコロッケを食べに連れて行く。)
ヤジ:キタさんついたよ。
キタ:えー!!これは桜木町から野毛山動物園やWINSに歩いていく途中にある有名なコロッケ店じゃねえか!
ヤジ:そうさ。ここがメニューに「コロッケ」と「コロッケパン」しかない「ハクライ屋」だよ。
キタ:もう怖くて足が震えてきたよ。おまけに店内を見る限りほとんど手作りじゃねえか!
ヤジ:おかみさんいつもの揚げとくれ!
おかみさん:今揚げているから少し待って
(ヤジ、キタともしばらく待つ。)
おかみさん:はい出来たよ!
ヤジ:ホレお前の怖いモノが出来たぞ!
キタ:げー!!なんと揚げたてじゃねえか!怖くて見てられないから一口食べてしまおう!
キタ:おぉー!中身はポテトコロッケじゃねぇか!オレはコロッケのなかでも揚げたてのポテトコロッケが一番怖いんだよう!これは急いで食べてしまうしかねえな!
(その食べっぷりを見ていたヤジが一言)
ヤジ:ちょいとキタさん、お前はホントにコロッケが怖いのかい?
キタ:うん、ここらで熱いお茶が怖い。
おあとがよろしいようで。
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