JR東日本 JR北海道寝台特急カシオペアの旅。 楽しみ方完全ガイド。

4回にわたって、カシオペアの旅をお送りしてきましたが、

楽しむためのポイントをまとめておきます。

●チケット入手の方法

どの部屋タイプも1ヶ月前の朝10時から売り出されて完売になる日も多いため、早い段階での旅行計画が大切です。下り(札幌行き)の方が、上り(上野行き)より人気があるようです。それでもどの部屋もどの日程も人気であることに変わりはありません。特に夏休みの下り札幌行きのチケットはとても入手が困難です。その中で部屋タイプごとに取得方法をまとめてみました。

  • カシオペアツイン編

カシオペアツインであれば、旅行会社ごとに枠を押さえてパックで販売しているため、パック旅行を使うのもアリです。パックといっても「カシオペア」と「1泊分のホテル」と「飛行機」がセットになって泊数も自由、行きと帰りのどちらでカシオペアを使うかも自由、といったフリープランがありますので、そちらで手配してもらうのもいいと思います。おすすめは「JTB」か「びゅう」。

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カタログを持って説明を聞きに行ったときに

「弊社で確保している事前枠は一杯なので、あとは1ヶ月前の発売と同時に予約をしてみます。」

とのコメントがありました。つまりこの2社であれば、季節ごとの旅行プラン発表時(通常は半年~3ヶ月前)に申し込むと確実に取ることができます。

  • スイートメゾネットやスイート展望室の入手方法

これはパックでは売り出されていないか、売り出していても30万円以上のコースしかないので、1ヶ月前の10時から売り出す時間に合わせて、「みどりの窓口」で予約を入れてもらうしかありません。可能性はホントにごくわずかで、特に展望室に関しては、JRのみどりの窓口の職員でも取れた瞬間に「私も初めて取る事ができました!」というヒトが多数です。

  • オマケ

1ヶ月前に取れなかった場合、どうするかは大きな判断の分かれ目です。

  • 旅行の日程を変更する

  • カシオペアをあきらめて代替交通手段にする

ですが、

どうしてもカシオペアに乗りたい!ということであれば、下記の2パターンが考えられます。

  • オークション
  • みどりの窓口でのキャンセル狙い

オークションは基本的にあまりオススメしませんがどうしてもということであれば、札幌発上野行きの列車のほうが安く取れる傾向にあります。

一方キャンセル待ちですが、これは昔からの常套手段ですが2日前が狙い目です。JRはキャンセルする場合、乗車券は一律210円ですが、寝台券、指定券等は2日前までの手数料は320円ですが前日からは3割取られます。つまりスイートであれば8,500円以上もキャンセル料が取られるので、大体は2日前にキャンセルされます。ので、その日を狙ってみどりの窓口に行って聞いてみるのもいいかもしれません。

●入線前に到着すること。

チケットが無事に取れたら、15:35の入線時間前には上野駅に着いて、カシオペア号の到着を待つのがオススメです。そうするといろいろその時間を使って行動することができます。

また、上野駅13番線ホームには「五ツ星広場」という待合スペースもあります。

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●シャワー室

シャワールームは先着順なので、必ず入線と同時にダイニングカーに直行して希望時間を予約しましょう!そのためには45分前の入線時には上野駅に着いていることがタイセツです。

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45分って長いようですが、機関車の前で記念写真を撮ったり、後述する買出しをする時間を考えるととても足りないくらいです。

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●事前の買出し

せっかくですから何かつまみでも、と思うなら14番線の入り口付近にある

「WINE&DINE」がおすすめです。

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駅構内ではなかなか手に入らない海外のビールやワイン、チーズなどの品揃えが充実してます。

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●夕食・パブタイム

事前の予約が必須です。せっかくの旅行ですから

  • 「ダイニングカーで夕食を食べる」

こと自体を楽しみましょう。

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また、パブタイムは21:45~ですが、21:30には並んで待ちましょう。とくに2名の場合は相席になる可能性や窓際が取れない場合があります。2人だけの時間を過ごしたいのであれば、開店15分くらい前から並ぶことをおすすめします。

●朝食について

朝食はパブタイムより人気があります。こちらも6:30からですが15分くらい前から並ぶことをオススメします。スタッフの方に聞いたところ多いときは5号車付近まで並ぶことがあるそうです。今回も6:10に並んで、6:20にはこの状態。6:30に朝食開始の案内の車内放送があった直後に満席の放送がありました。

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●ラウンジカーでのすごし方

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ラウンジカーは一番端にあることと、全室個室なので思ったほど混みません。

下り列車の場合は大半が機関車の後ろなので、写真のように機関車とお見合い状態で走ります。

ですが、

  • 青森→函館間

は進行方向が逆になるので、その間だけは最後尾で去り行く車窓を楽しむことができます。しかし通常は2:30ぐらいから5:00の間なので真っ暗なのですが。。。今回はたまたま大幅に遅れて函館に着く前に夜が明けたので最後尾からどうがでもさつえいできました。景色も楽しむことが出来ました。

一方上野行きの上りはまったく逆になりますのでラウンジカーで過ごす時間が多くなりそうです。

●機関車の付け替え

鉄道好きのお子様がいるのでしたら、札幌と上野以外にも機関車の付け替えシーンを見ることが出来る「函館駅」は要チェックです。

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くだりの場合、青森で一旦機関車を付け替えるのですが、ココでは下車することが出来ませんので、函館駅で、

最後尾からED79を切り離して、

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先頭にDD51を付けます。

DD51はこれから札幌まで引っ張るので、どちらかというと1号車側のED79を撮影するほうがいいかもしれません。

●青函トンネル

くだりは2:30前後から3:00までに青函トンネルに入って出てきます。あまり見所はありませんが、眠れないときはラウンジカーで見ているのもいいかもしれません。

●車窓からの眺め

こちらは、下り(上野→札幌)の列車であれば、車内から北海道太平洋沿岸を見ることができます。函館をすぎてから苫小牧までは海を間近に見ることができるスポットがたくさんあります。ここで寝てしまってはもったいない。

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ので、青函トンネルを起きてみていると大体この時間帯に睡魔に襲われて、気づくとすでに札幌近くということがままあります。

●グッズ

カシオペア車内限定発売のグッズがけっこう売っています。

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お土産にもオススメです。

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今回はトランプやチョロQやストラップを購入しました。

以上全5回にわたって「カシオペアの旅」をお送りしてきました。

これから乗る方の参考になれば幸いです。

Have a nice trip!!!

そのほかの豪華寝台列車レポート

●北斗星レポート

●トワイライトエクスプレスレポート

●カシオペア展望スイートレポート

●カシオペアツインレポート

●オーストラリア ザ・ガン レポート


16件のコメント

カシオベアでの旅、思っているだけでなかなか実現できそうにありませんが、その夢がおおきく膨らみました [E:happy01] いつか・・・必ず!

ALL ABOUTですか?というようなすばらしい記事をありがとうございます!!大興奮でカシオペアの記事を行ったり来たりしています。
でも、具体的なお話をたくさん聞けて良かった・・・。。
無駄遣いをまず止めなくては・・・。
オリジナルグッズも欲しくなっちゃいますね!!

>よっこ*さん
こんばんは!
よっこ*さんでしたらゼッタイ感動すると思いますよ!
夢が実現したらまたブログでのレポートを楽しみにしてますー!

>あおいさん
こんばんは!
お褒めいただきありがとうございます!
お役に立てたようでしたら何よりです。
オリジナルグッズはたぶんあおいさんのお子さまには気に入ってもらえるものばかりですよー。
他にも疑問がありましたら何なりとどうぞ!

遅れましたがあけましておめでとうございます!
今年もいろいろとよろしくお願いします!!
いやいや、これはまた素晴らしいデスね!
近いうちに会う機会がありましたら、こっちの話をいろいろと聞き込んでしまうかも知れません(笑)
うーん、スゴイです!なんか真似したくなりました!
てか、北海道に行ったことないんですよね。コレで行くしかない!(笑)
あー、でも年明けから散在しそうなのでガマンですかね...某社のせいで(笑)

すごい。
カシオペアに乗ってみたくなる連話です。
というか、これほどまでにPhoto&Movieのレコーディングがありつつ、楽しめているのがすごいです(笑)。
あ、本年も何卒宜しくお願いします(って)。

yasさま
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
カシオペアの旅、じっくり読ませていただきました~!
素晴らしいですね~~!!レポートも細かくて感動してしまいました!
電車好きになっちゃうかも、、笑
京浜東北線は最近、新型が多く走ってますよ♪

>kozyさん
こんばんは!
ぜひ散財していただける価値のある商品やイベントを企画できたらと思っております!
カシオペアで北海道旅行に行くときに気をつけ無ければいけないのは、興奮しすぎて初日から寝不足になることだったりします。(笑)
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
とゆーか、
今週もよろしくお願いいたします!(笑)

>kyochanさん
こんばんは!
コメントありがとうございます。
車内でかなり写真&動画を撮りまくったのですが、カギがかかる個室があると荷物を置きっぱなしでいいので、カメラ1つでいろいろ歩き回ることが出来るのも楽しめるポイントだったりします!
こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いいたします。

>妙蓮寺さん
こんばんは!
電車好きになるまでもう一息ですね!(笑)
そのうち京浜東北線も、旧型車両が来ると逆に、
「懐かしー!!」
って思う日が来ますよ。(笑)
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

こんばんは~ 初めまして。
カシオペアの記事大変参考になりました。
先日の夏休みに乗車して来ました。
事前に予習が出来たおかげで、楽しいカシオペアの旅になりました。
有難うございました。
こんなに詳細な記事は他には有りません。
とっても素晴らしいです。
また、訪問させて下さいね!
鉄道の旅素敵でした。癖になりそうです!

>yoshiさん
こんばんは!
yoshiさんの記事も拝見いたしました!
お役に立てて何よりです!
すごく楽しまれたようで、その雰囲気がブログから伝わってきました。
今後ともよろしくお願いいたしますー!

カシオペアで検索して、たどり着きました。
ものすごい、参考になりました!!
9月の連休狙いで、みどりの窓口並ぶつもりです。
すばらしい内容に感謝します!!

>みちさん
こんばんは!
参考にしていただきありがとうございます!!
9月の連休に行かれるのですね!
いいチケットが取れることを願ってます!
良い旅をー!

先日の旅行の際に大変参考にさせて頂きました。
ありがとうございました。
この記事を参考に頑張った結果、
窓口で時報を流してもらった上でのジャスト打ちで
展望室をGETできたんです!
(・・・但し、上りの上野行ですが。)
人気のない上りの展望ではありましたが、
隠されたメリットがありましたので書かせて頂きます。
実は、ラウンジカーと違って部屋の中を真っ暗にできるので
青函トンネル内でトンネルの様子を最高のポジションから満喫できるんです。
時間も深夜ではないので寝る前にちょうどいい感じでした。
ご存知でしたら、すみませんでした。

>たろ&ちろさん
こんばんは!!
すばらしいですねー!展望室とは!
私もまだ体験したことがありません!!
さらに
のぼりの展望室に隠されたそんなメリットがあったとは驚きでした。
青函トンネルも独り占めできるんですね!
本当にうらやましいです。
私も久しぶりに乗りたくなりました!

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