さて、先日市川市に無人の餃子販売「餃子割烹幸之助」がオープンしたのですが、
お店の方によると、数時間で売り切れになったとのこと。このご時世にこれってすごいことだよなあ。
でも、いろいろ調べてみると、
- お店でできうる限りのプロモーションをしっかりと実施
していることに尽きると思います。
これって飲食店のみならず、地域密着型の店舗にはとても有効な手法なんです。
さっそくその手法をご紹介していきますね。
ポイント1:地元メディアを徹底活用
これが意外と効くんです。とくに飲食店、理容室、美容室といった地域密着型の店舗は、テレビや新聞等のマス媒体に掲載されても、一見さんは一瞬増えるかもしれませんが、その一瞬増加するお客様に対応もできず、結果として地元のお客様へのホスピタリティが低下してしまいます。ですが、今回の店名「餃子割烹幸之助」で検索すると、
このように市川にゅーす等の地元メディアがトップに掲載。また無料で使えるPRタイムスもちゃんと利用していることがわかります。
地元メディアの一例が号外ネット市川。
こういった地域密着メディアってドコモやgoo等に転載される場合もあるんです。
これをオープン前から情報提供することで、当日の集客が可能になるわけです。そしてこういった地元メディアはたいてい、「情報提供フォーム」があるのでそこから提供してみることをお勧めします。
また食べログ等のグルメメディアも登録済ということもポイントですね。
ポイント2:GoogleMapにもきちんと情報提供
そしてさらにすごいなあと思ったのはGoogleマップにもちゃんとオープン日までに情報が掲載されていること。
公式サイトへのリンクもちゃんとあります。
現在は飲食店やホテルの場合はこのグーグルマップから予約できる機能も備えており、実は検索した際にも上位に表示されるため、この登録は必須なのですが、飲食店の皆様はオープンまで忙しく、なかなかここまで手が回らないのが実情です。それをきちんとされているのはとっても素晴らしいなあと感銘を受けました。ちなみに最近ではグルメディアの口コミよりもグーグルローカルガイドの口コミを重視する方も増えているとのことで、こちらのグーグルマップ登録は必須対応ですね。
ちなみにここまでの施策はすべて無料でできることばかり。お金をかけないでできる販促というのもよいですよね。
ポイント3:大切な商品を値下げしない
そして個人的に一番すごいなあと思ったのがこちら。
オープン記念で全品半額!という施策を実施する場合がありますが、そういった集客って実際はcherrypickerのように安いから買うというお客様だけで占められてしまう場合があります。そうすると、集客が落ちた場合に、また「半額セール」で集客というスパイラルにはまってしまう危険性があります。
ですが今回はオープン時に商品の値下げは一切ありませんでした。
ただし、来店記念として購入した方にキャベツを1個差し上げていました。
これなら商品の価格を下げずに集客することが可能ですよね。
ポイント4:開店後はSNSを徹底活用
そしてオープン後は、購入したお客様と一緒に盛り上げていきます。インスタグラムやツイッターに投稿するキャンペーンは必須ですよね。それを初日から購入したお客様にチラシを同梱できる準備をしていることがとっても素晴らしいですよね。
さらに羽根つき餃子選手権も開催。
今回は私も3パック買ったのですが、
「映える」焼き加減にならなかったので、また購入してトライしようと思います。
これもリピーターになる施策ですよね。
いかがでしたか。ほぼお金をかけずにここまで事前に準備されたお店のスタッフに感服です。
結果として当日は大盛況。
もちろん、ここまでやったうえで一番大切なのは
- 味
なのですが、このお店の餃子はとってもしっかりした味であっという間に家族で平らげてしまいました。
私はニンニクやニラが強い餃子はちょっと苦手なのですが、それに頼らない味付けだったので、本当に美味しくいただきました。
皆さんもぜひお近くにお越しの際は利用してみてくださいね。
ご馳走様でした。
そして改めて「餃子割烹幸之助」の皆様、開店おめでとうございますー!
また利用させていただきますね。
●餃子割烹幸之助
・住所:〒272-0804 千葉県市川市南大野2丁目3-27
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