カンテサンス 品川 Quintessence

さて、グランメゾン東京の料理監修をしたことで、さらに人気店になった三ツ星レストランに行きませんかと、お誘いをいただいたので、北品川へいそいそと。

カンテサンスであります。

ご案内の時間までウェイティングルームで行儀よく待ちます。

今回は個室にご案内いただきました。

ちなみにこちらのお店は、メインダイニングでの写真撮影はNG。

料理を撮影する際にほかのお客様が映り込んでしまうことを避けるための配慮とのこと。

というわけで、個室の場合は料理の撮影はOKだそうです。

テーブルのセットだけで気持ちがあがりますな。

カンテサンスにいらしたことがある方ならわかるメニューがこちら。白紙です。笑。

そしてソムリエさんにスタートのシャンパンをいただきます。

というわけでシャンパンからスタート！

ちなみにビールをいただくことも出来ますよ。

小田原のカワハギとサブレ。

栗と生ハムのスープ 渋皮のソース。

パンもいただきますよ。

そしてこちらがシグネチャー料理の一つといっても過言ではない、

ヤギのミルクのババロア オリーブオイル ユリ根。

絶品。

あ、ちなみにワインはペアリングでお任せでお願いいたしました。

馬肉のタルタル。 刻んだズッキーニ とうがらし クルトン。

クルトンが良い働きをしています。

白ワインが来て、

イセエビ。ちなみにメインではありませんよ。

尾っぽはグリル、上身はスープ仕立てと調理をわけたポワソンであります。

そして赤ワインと一緒に、

スペアリブ。 鳩のレバーと香味野菜のソース。

といういわけで、伊勢海老とスペアリブを前菜に追いやってメインは何が出てくるのかと思ったら、

想像のはるか上を行く料理でした。

まずはクエ。

これ、本当に絶妙な火入れなのですが、私の写真技術が乏しくてクエの身が白トビしておりまして申し訳ない。表現すると白身にほんのり赤身をさした色という感じ。

ソースはホンシメジ、アミタケ、バター、白ワインのソース。付け合わせはレンコンとピスタチオのフリット。

そりゃ白ワインも進みます。

お肉のメインは鴨であります。

ソースはブランデーとコンテチーズのソースだったかな。

付け合わせのかぼちゃのグラタンが個人的にはMVP。

それと鴨に合わせていただいた赤ワインが最高に美味しかった！

これだけで終わりませんよ。

なんとデザートが4品も出てくるんです。

まずはあんぽ柿のシャーベット。

そしてデザートで一番びっくりしたのが

ココナッツのブランマンジェ ピスタチオオイル エスプレッソのソース。

絶品でした。

3皿目は揚げチュロスの上にメープルシロップとかぼちゃのムースをかけた一品。

コーヒーをいただきつつ、

メレンゲのアイスクリームで大団円。

最後のお茶菓子まで美味しくいただきました。

サプライズもあって感無量。

いやー、美味しくいただきました。

最初から最後まで1ミリの隙もナシ。

料理も飲み物もホスピタリティも完璧でした。

一人だけ左利きの方がご一緒だったのですが、その方だけナイフとフォークがちゃんと左利き用にセットされるんです。

聞いてみたら

「2皿目のスープでわかりました」

とのこと。

そこからさりげなく、左利きの方用に変更するなんて粋だなあ。

人生においてこういった世界を味わうことがあと何回あるんだろうなあ。

お誘いいただいた方に感謝です。

岸田さん、スタッフの皆さん、ごちそうさまでした。

またお邪魔しますね。