先日、うちの子どもが学校から持ち帰ったテストで、下記の回答にバツがついてました。
正解は、①は3の段、②は8の段らしい。
で、いろんなSNSにてコメントをいただいたのですが、
どうやら
「掛け算の順序問題」
という大きな課題で賛否が起きていることが分かりました。
一番わかりやすかったのはwikiにあった例えで、
「3 × 2だと3本耳のウサギが2羽いることになる。」「2 × 8だと2本足のタコが8ひきいることになる。」
という一文。確かにこれだと3×2と2×3が一緒とは考えずらいですよね。
ちなみにうちの子どもの名誉のために貼っておくと、今回は上記でバツが付いた5点×2問=10点が引かれて、100点満点で90点でありました。
そこでさらに調べてみると個人的に一番納得感があった記事が、
迫田 昂輝さんが書いた下記の記事。
先生100人超に聞いた!「かけ算の順序問題」に保護者はどう向き合うべきか?
この中で迫田さんは、
そもそも書かれている式だけを見て、その生徒が正しく理解しているかどうかを判断するのは不可能だからです。
ということを書いておりますが、これが今回の問題で一番納得した答えでした。
改めて質問を見てみると、「次のわり算の答えは何のだんの九九をつかって求めればよいですか」とだけ書かれており、
- ウサギもタコも出てきません。
- 他の問題はすべて正解で、理解をしているように感じます。
- 「何のだんの九九を使って求めればよいか?」という質問に対しては7の段でも回答は求められそうです。
また、仮に「3の段」と「8の段」と回答して正解だったとしても、この設問のテキストだけで、掛け算の順序規則である、日本における順序は「(1つぶんの数)×(いくつ分)」ということをその子どもが理解しているかどうかはこの回答だけではわからないという事が最大の問題のように感じます。
この先は子どもの頭の中を見てみないとですが、割り算と掛け算を理解しているのであれば「7の段」というのも正解ではないかなあと思った次第でありました。
ちなみに周りの小学校教員のOBに聞いたところ、これは〇でよいのではという回答もあったりと、先生の間でも意見が分かれるようですね。他のSNSでは「何を使うだからじやないかな?ここでは手がかりが3と8だからその段を使うということかと」というコメントにも納得感がありました。
誤解の無いように申し上げておきますが、うちの子の担任の先生は子ども達にきちんと向き合っている方で、いつも感謝しております。なので、先生に対して×が付けられた!って糾弾することが目的ではありませんので、その点はご理解くださいませ。
割り算や掛け算だけでも先生同士で意見の相違があるなかで、受け持ったクラスの30人の子どもの理解度をこの問題だけで、瞬時に判断して○と×を付けなければならない先生は本当に大変な職業だなあと改めて感じた次第です。
という訳で個人的な結論は
- 今回の問題に関しては○でもよいのでは?
- ただし別の問題とかで適切に順番を理解しているかチェック
- それを先生のせいにしたりしない
ということかと思います。
参考になれば幸いです。
●おまけ:今回の件とはまったく関係ありませんが、お時間がありましたら子どもが4歳の頃の動画も見て行ってくださいな。
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