さて、
前回は国内線のお子様連れのレポートをしましたが、
3歳以下のお子さまを旅行で連れて行くときに新幹線と飛行機だったら飛行機のほうが断然ラクな9つの理由。
今回は海外旅行編であります。
はじめて小さなお子さまと国際線を利用する場合のポイントについてレポートいたします。
●ポイント1:国内線と国際線では「赤ちゃん」の年齢定義が違う。
そうなんです。国内線は3歳未満、国際線は2歳未満が赤ちゃん(幼児料金)として設定されており、それぞれ3歳以上、2歳以上からは小児料金がかかります。
●ポイント2:国際線は2歳未満の赤ちゃんで席を使わなくても料金がかかる。
これが実は盲点で、わたしも今回利用するまでは国内線同様無料かと思っておりました。国際線では大人運賃の10%の幼児運賃が掛かるとのこと。今回もホノルルまで25,000円かかりました。ま、それでも安いことには変わりないのですが。
上記のように、INFANTと表示されたチケットで保護者と同じ席番が印刷されます。
●ポイント3:アップグレードにマイルを利用する際にも、赤ちゃんも大人と同じマイルを引かれる。
これも意外と知らない人が多いかもしれません。
ただ、ビジネスクラスシートじゃなくても
エコノミーでも快適に過ごすことができるサービスがたくさんあります。
●ポイント4:足元が広い座席が用意される
もちろん座席が空いていればですが、バシネット(赤ちゃん用ベッド)がある席が用意されます。
中央の46列はこんな感じ。窓際との46列と比べても足元が広いのがわかります。
ちなみに777は3席+3席+3席の配置で、中央にバシネットが2台、
767の場合は2席+3席+2席でバシネットは1つであります。
さらにちなみにビジネスクラスにもバシネットはありまして、767だと最前列の1Aか1Kだと、
こういった窓とモニターの隙間に、
縦にバシネットを置けるスペースがありますよ。
なので親と子どもが一人づつの場合は思いきってビジネスクラスを利用するのもいいかもしれません。ただ、保護者が2人以上でお子さまをみる場合はエコノミークラスのほうが便利かもしれませんね。
●ポイント5:ベビーバシネットを最大活用できるのは寝返りが出来る前まで。
ちなみに体重10.5kgまでの、2才未満のお子さまが利用できるのですが、
バシネット(赤ちゃん用ベッド)を作るのって意外と大変でありまして、
赤ちゃんを寝ているときにしっかり固定するために、
上空で安定飛行になってから、
まず台を引き出して、
マットとクッションで寝床作り。
あとはお気に入りの自宅で使っているブランケット等を持ち込むと赤ちゃんが安心するそうです。
で、完成!
ただ、この広さなので、
こうして寝返りをうつようになると、ベッドから落ちないように固定するベルトが引っかかって、
すぐに起きてしまいます。
なので、ゆっくり寝てもらうためには寝返りをうつ前の赤ちゃんが使うのが一番いいかもしれませんね。
●ポイント6:離乳食や幼児食が充実
今回は幼児食をリクエストしました。
するとこうしてシートにスペシャルミール(ベビーミール)のシールが貼られます。
ホノルル行きはこんな感じ。
それにひじきせんべいといちごのスティックケーキ。
帰りはこんな感じ。
他にもバナナとゼリーがあったのですが、
その前に出してくれたこのフワフワのスナックがとっても美味しかったらしく、これがお気に入りでありました。
ちなみに提供時間も一番早く、他のお客さまより先に出してくれますので、先に子どもの食事を済ませてから自分達の食事を楽しむことが出来ます。
●ポイント7:機内への液体の持ち込みは子ども用のミルクやお水であれば持ち込みの上限を超えて持ち込み可能。
国際線では2017年現在、100mlを超える液体や液体が無くても100mlを超える液体が入る容器を機内に持ち込むことができません。ただ、赤ちゃんのミルクや哺乳瓶、お湯等はチェックインの際に申告すれば持ち込むことが出来ます。
おすすめは日本ではまだ認可されておりませんが「液体ミルク」。
これ、粉ミルクのようにお湯で溶かしてさます作業が必要なく、開けてそのまま哺乳瓶に入れて飲ませることが出来ます。特に機内等で泣いた瞬間にあげると周りのお客さまにも迷惑が掛かりませんので、だれか海外に行った友達に買ってきてもらうことをおすすめいたします。
●ポイント8:ベビーカーは必ず持っていきましょう!
羽田空港や成田空港ではカウンターで手荷物として預けるとこうしてきちんと梱包してくれて、
代わりに登場口まではこうして別のベビーカーを貸してくれます。
ホノルル空港では登場口までベビーカーを持っていくことが出来ます。
また、ハワイでもベビーカーは重宝しますのでお持ちになることをおすすめいたしますよ。
●ポイント9:オムツ替えも安心
長時間の飛行機だとどうしたったオムツを変えなければなりません。
ですが、国際線のトイレはほぼすべてオムツ交換台が併設。
さらにJALではオムツも2枚サービスしてくれます。
●ポイント10:みんな応援してくれます!
赤ちゃんをつれて国際線に乗るときの最大の懸念は
- 泣いて周りに迷惑を掛けること
であります。
こればっかりは仕方ないことですが、私は席についたら前後左右のお客さまに、
「赤ちゃんを連れているので泣いてご迷惑をお掛けするかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします」
って挨拶をするようにしています。
そうすると、皆さん快く
「いいですよ」
ってお返事してくれます。
さらになかなか寝てくれなくて抱っこしてあやしているときにはフライトアテンダントの方もこうして抱っこしてくれたりします。
もちろん業務が忙しくないときに限りますが。
ただこうして皆さんが応援してくれるというのはとってもありがたいなあと
感動してしまいました。
おかげで子どもも急に泣き止んだときの一枚であります。
というわけで、料理やシートのサービスだけでなく「人」のサービスにも触れることができる楽しい機内でありました。
お土産ももらって大満足。
ありがとうございました。
というわけでよい旅を!
●国内線乳幼児同乗レポート
3歳以下の小さなお子さま(乳幼児)を旅行で連れて行くときに新幹線と飛行機だったら飛行機のほうが断然ラクな9つの理由。
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