京成電鉄を使って成田空港に向かう場合、通常は空港第2ビル駅か成田空港駅で下車するのが一般的。

ですが、京成本線経由で京成成田駅まで行き、そこから東成田線に乗り換えて一駅目の東成田駅からも成田空港に行くことが出来ます。

実はこの東成田駅は旧成田空港駅。1991年まで空の玄関口として活躍しておりました。地図で見ると、成田空港の敷地内にあることがわかります。

というわけで、東成田駅に降り立ってみました。

降り立った瞬間から時が止まったような、何もないホーム。それなのに2面4線もある立派な構造。実は暗くなっているホームは昔の特急・スカイライナー専用ホーム。今は使われておりません。

時刻表。基本的に40分間隔。この先の芝山千代田駅方面は単線なので、電車は1本しか入れません。

なので電車が発車した後は静まり返ります。さっそく改札に向かいます。改札に向かうエスカレーターも1基のみ。下りは撤去されています。

昔は成田空港の玄関口だっただけある広いコンコース。

改札を出たところもゆったりとした造り。

昔はこの陶板壁画「曲水の宴」の前で待ち合わせをしたという方も多いはず。
まだ健在です。

こちらがメインエントランスだったのですが、こちらもエスカレーターは使えなくなっておりました。

で、ここから成田空港へ向かいます。第1・第3ターミナルも徒歩約10分。

第2ターミナルへはなんと直通の地下通路があるんです。

これがちょっと近未来的。なかなかこういった地下通路で人がいない光景を見る機会はありません。

途中に残りの距離が表示されているのを見るとちょっと安心します。

ずっと下り坂でしたが、

最後は少し上り坂になります。

そして空港第2ビル駅のコンコースに到着。

ちなみに帰国時もこの通路を通って東成田駅を利用することが出来ます。

上野までの直通列車がある時間帯の場合は利用を検討しても良いかもしれませんね。
必ず座ることが出来ますし、実は空港第2ビル駅から利用するより少し運賃が安くなります。
ちなみに、今回はあえて京成成田駅で東成田線に乗り換えましたが、こういったスーツケースを持って乗車すると、成田駅の職員さんが
「成田空港駅方面には行きませんよ」
って教えてくれました。
まあ、間違えて乗る方がいらっしゃるのでしょうね。こういったお声がけはとても嬉しいですよね。

ぜひ皆様も成田空港を利用する場合は、自宅を1時間早く出て、東成田駅を利用してみてくださいね。不思議な体験をすることが出来ますよ。
というわけで、良い旅を!
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