光のアーティスト、ジェームスタレルの作品が新潟県十日町にあると聞いていそいそと。
こちらで見学受付を済ませて、
タレル氏の作品である「光の館(House of Light)」とご対面。
この実験的な作品はタレル氏の作品の中で宿泊しながら瞑想できるというゲストハウス。
一般の方も泊まることができるんです。
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」からヒントを見出したというこの家屋は、
日本家屋における親密な光とタレル氏が作り出した光の作品を融合したもの。
特にこの12.5嬢の和室、「Outside in」に設けられた
天窓は、
屋根が可動式になっており、
開放していくと、
空の光が居室に行き渡ります。
今回は見学だったので見ることはできませんでしたが、宿泊すると朝と夕方の時間に天井のライトが代わり、空の青さ自体も変化しているようなシーンを見ることができます。
また、この建物自体が人里から離れているので、まったく生活音が聞こえません。
そしてこの廊下を通って、
こちらが2部屋目。
こちらも天井が間接照明になっており、瞑想するのに最適なお部屋です。
その横にはキッチン。
食器類も揃っているので食材を持ち込むと調理も可能です。
そして1階へ。1階の壁が木造に見えるようなデザインですが、実はコンクリート。
そしてお風呂があります。
こちらは宿泊者の特権ですが、入浴するとカラダが光る仕掛けがあります。
1階にはもう一部屋ありまして、
こうして、障子越しに外観を見ると2階とは違った趣があります。
襖の取っ手のデザインも素敵。月という感じをデザインしたそうです。
もちろんトイレと洗面台もありますよ。
1階は石畳があり、
お風呂と部屋の間にある通路も、借景を利用して掛け軸に見えるデザイン。
最後に開放されていた屋根を右側にスライドさせて、
一通り堪能させていただきました。
ちなみに冬季間や降雪時は屋根が開かないため、平日のみ1名でも貸切可能で宿泊できますよ。
いかがでしたか。参考になれば幸いです。
というわけで、よい旅をta!
●光の館
・住所:〒948-0122 新潟県十日町市上野2891
・電話:025-761-1090
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