酸性の水の流れる所に生育する苔が一面に群生している公園があると聞いて
いそいそと。
チャツボミゴケ公園であります。
某旅行代理店のツアーの募集サイトには、
まるでそこは屋久島のよう・・・と記載があり、早速申し込み。
当日渡されたパンフレットにも
「まるで屋久島のような神秘の絶景」
とあります。
これは期待してしまいます。
というわけで、まずは、管理事務所で
保全協力金を払って入園。
小さいながら売店もあります。
トイレはこの先に無いのでここで済ませておきましょう。
で、
駐車場からてくてく。
てくてく。
途中にある案内板。駐車場から公園まではゆっくりあるいて10分くらい。
てくてく。
で、小川の先に、
木道があって、
チャツボミゴケの群生地に到着ー。
小高いところに休憩スペースがあって、
そちらからみると全景はこんな感じ。
ゆっくり木道をまわっても10分あれば一回りできるほどの大きさ。
で、
一面にコケが生えております。
以上です。
で、
結論
- チャツボミゴケ公園は「まるで屋久島」ではありません。
これ、旅行会社的には集客するためのコピーなんだろうけど、
- 屋久島に行った事無い人は、「屋久島もこんなものならもう行かなくていいな」
って思うし、
- 屋久島に行った事ある人は、「この公園と屋久島が一緒というのは無理があるよなあ」
って思うし、
どちらにしても、失礼だと思うわけです。
だって、このツアーに参加した後に、だれも周りにオススメしないと思うんだよなあ。
ちなみにわたしは後者であります。
こちらが屋久島の苔むす森の写真
そのときのレポートはこちら。
屋久島 縄文杉~太鼓岩~白谷雲水峡 登山ルート 体験レポート 苔むす森
これとチャツボミゴケ公園を一緒にするのは
誇大広告と思われても不思議では無い気がします。
期待などさせずに、
冒頭にも書いた
酸性の水の流れる所に生育する苔が一面に群生している公園で、広範に自生しているのは全国でも珍しく、本州ではここでしか見ることができない
といった感じで、
実直なアピールをしたほうがいいと思うんだよなあ。
だって、そんな比較をしなければ
もと日本鋼管の保養所ということもあり、
充分にキレイで癒される場所であることは間違いないのだから。
ちなみに、現地の案内板や、
カタログには
「まるで屋久島」や「屋久島のような」
という表記は一切書かれておりません。
旅行代理店が勝手に書いて集客しているのですな。
そんなことより、
木道の途中にある、
水池・大池の方向に
800メートルほど
てくてくあるくと
だれもいない池があったりとか、
そういったのんびりハイキングコースとしてちゃんとPRしたほうが町のためでもあるとおもうんだよなあ。
って思った次第です。
旅行代理店も集客をしたい、町もお客様がたくさん来て欲しいという思惑があるのだろうけど、それにまんまと乗せられた観光客はだれも喜ばないよ。
というわけで、よい旅を!
●チャツボミゴケ公園
・住所:群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3
・電話:0279-95-5111
コメントを残す