執筆当時ですが、入浴できる温泉として世界遺産に登録されている唯一の温泉が熊野古道にある「つぼ湯」であります。
早速入浴方法や待ち時間についてレポートいたします。
つぼ湯の駐車場は無料
つぼ湯の受付方法
つぼ湯は最大で4名程度までしか入ることが出来ないので、受付順に貸切で入浴という仕組みです。
これはむしろ家族で一緒に入ることが出来たり、他の方と一緒になることが無いので、リラックスして入浴することができるという点ではとても画期的なシステム。
というわけで、まずは受付を済ませましょう。電話での予約やWEBでの予約は一切ありませんので到着して受付を済ませた順番になります。
まずは、駐車場に車を停めて湯の峰温泉公衆浴場を目指します。
その右手に、「つぼ湯」の受付窓口があります。
チケットはこちら。利用人数分を買って受付に提出すると、
こうして番号札を渡されて、順番にはいる仕組みになっております。
「つぼ湯」は何分位待つの?
さて、肝心の待ち時間ですが、受付時に何分後位に入浴可能か教えていただけます。
個人的には2時間待ち以内であれば、即答で
「待ちます」
と回答するのがオススメです。
その理由としては
- 待ち時間が短くなる可能性がある
- 待ち時間を楽しめる場所がたくさんある
ということがあげられます。
待ち時間が短くなる理由は、一組最大30分なのですが、受付の方に聞いてみると、平均して20分位で入浴を完了するそうです。
「つぼ湯」の中では石鹸やシャンプーが使えないので、湯船につかるのが基本です。かつ、この湯船がすごく熱いので皆さん早めにあがる傾向になるようです。
行楽シーズンのピーク時や連休中は5時間待ちになることもあるそうで、それを考えると休日で2時間待ちですとかなりラッキーと思うほうが良いですね。
ちなみに2時間待ちといわれた場合、4組程度が待っている計算になります。すべてのお客様が20分ですと、最短で80分程度で回ってくる可能性があります。
続いて、その待ち時間の過ごし方を続いてご紹介いたします。
つぼ湯の待ち時間の過ごし方
- 1時間以内の待ち時間の場合:温泉卵を作って食べましょう!
湯の峰温泉は源泉の温度が高く、卵や野菜を茹でて食べることができます。
卵は持ち込んでも良いですし、売店にも売っています。
売店で買うとこうしてネットと紐がついた状態で売ってくれるので、
ゆもとはしのたもとにある、
湯筒で、温泉玉子を作ることができます。
10分~12分で茹で上がりますよ。ちなみにサツマイモは30分程度で茹で上がるそうです。
あとは余った時間で、東光寺におまいりすると時間はあっという間ですね。
- 90分から2時間程度の待ち時間の場合:食事を楽しみましょう!
90分から2時間の待ち時間の場合は、最低でも1時間は待ちますので、食事を楽しみましょう!
食堂は何箇所かありますので、空いているところでのんびり待ちましょう。
その中でも一番のおすすめは、「ゆのむね茶屋」。
このお店は「つぼ湯」の通り道沿いにあるので、
入浴状況を確認する場合でも歩いて10秒で確認することができます。
お店には温泉コーヒーやビール等の飲み物もあります。
そのほかにもテーブル席があるので、
お蕎麦やうどんを食べることも出来ますよ。
ちなみにこの店でしか買うことが出来ないミネラルウォーターもあります。
- 2時間以上の場合:熊野古道を歩いて見ましょう!
「つぼ湯」の脇には熊野古道もあります。
待ち時間に合わせて往復できる距離を散策しても良いですよね。
- 3時間以上の場合:思い切って熊野大社のお参りも可能!
3時間以上ある場合は、同じ世界遺産の熊野本宮大社や、
その隣にある世界遺産熊野本宮館を見学しても良いかもしれません。
つぼ湯と熊野本宮大社は車で約10分程度。ゆっくり見学して約2時間。往復の時間も含めると2時間30分あれば楽しめますよ。
つぼ湯の入浴方法
さて、順番が近くなったら、つぼ湯の近くにあるこちらの待合スペースで待ちましょう。
この待合室の奥にある階段を下りるとつぼ湯の入り口であります。
このように番号札がかかっているときは、入浴中、
そこに番号札がかかっていなければ空いているというサインになります。
そしてこちらに予約した番号札をかけて入浴します。
ちなみに、鍵はかかりません。ただ、監視カメラはきちんと設置されております。
また、トイレも近くにあるので入浴前に済ませておきましょう。
そしていざ入浴。
こちらが「つぼ湯」の内部。脱衣スペースもあります。
そして洗い場というか、かけ湯ができるスペースもあります。
ちなみにお湯は前述の通り、水で薄めないととても熱くて入ることが出来ません。
湯船の横に加水用の水道がありますので、調整して入浴しましょう。
また、湯船は深く、手前は斜めになっていますので滑らないように気をつけてくださいね。
ちなみにお湯自体は多数の温泉マニアの方が絶賛している通り、最高の泉質でありました。
つぼ湯の後のお楽しみ
実はつぼ湯の入浴券を買うと、つぼ湯入浴後に湯の峰温泉の公衆浴場に入ることも出来ます。
公衆浴場では、石鹸やシャンプーを使うことも出来ますよ。
ロッカーもあるので、身の回りの品はこちらに入れてから入浴しましょう。
もちろんこちらも源泉かけ流しですが、前述したとおり源泉が熱いので加水しております。
こちらの一般湯の隣に、加水をしない「薬湯」もありますので、一般の温泉か薬湯かを選んで入浴することができますよ。
そして体がほっこりした後の茶屋でいただいたカキ氷も絶品でありました。
いかがでしたか?
これから行く方の参考になれば幸いです。
というわけで、よい旅を!
つぼ湯は「湯の峰温泉」の中にあります。
ですので、つぼ湯に入るにはこちらの図にある湯の峰温泉の駐車場にとめるようになります。
駐車場は比較的広く、私が利用したときは日曜日でしたがまだまだゆとりがありました。
GWや連休中はもっと混むそうです。
駐車場にはトイレもありました。
駐車場からつぼ湯まではこうした温泉街を徒歩3分程度でつきますよ。