秋田県仙北市の「あきた芸術村」にある温泉ゆぽぽ。
温泉や食事だけでも楽しめる宿ですが、今回の宿泊でとても印象に残ったのが、ホテルの中で楽しめる祭ステージ「This is Akita!」でした。
普通のホテルのショーを想像して会場へ向かったのですが、実際に入ってみると雰囲気がまったく違います。

ステージをただ座って眺めるだけではありません。
目の前には一人ひとつずつ太鼓が置かれ、自分たちも秋田の祭りに参加するような感覚で楽しめるステージになっていました。
温泉ゆぽぽ1階が「祭の国」に!
会場となるのは、温泉ゆぽぽ1階の「北浦 祭の国」。

普段のホテルの宴会場というイメージとは大きく異なり、木をふんだんに使った客席と舞台が一体となった空間です。
客席に入ってまず驚いたのが、ずらりと並んだ太鼓。
長い木製のベンチに座布団が並び、その前には太鼓とバチが用意されています。

「これを自分たちで叩くのかな?」
始まる前からちょっとワクワクしてきます。
公式にも「This is Akita!」は、子どもから大人まで楽しめる全席参加型の祭ステージとして紹介されており、上演時間は約45分です。
舞台には迫力ある武者人形!
正面のステージもかなり特徴的です。
中央には木橋をイメージさせる大きな舞台装置。その左右には、豪華な衣装を身につけた巨大な武者人形が配置されています。
これは角館の祭りの雰囲気を感じさせる舞台です。

開演前の会場に座っているだけでも、一般的な劇場とは違った独特の空気を感じます。
今回の公演は「This is Akita! ~飾山囃子特別編~」。
入口に掲示されていた案内には「熱く、響け、祭りの鼓動」「角館の祭りを、今ここに」とありました。

秋田の祭りを舞台の上だけで再現するのではなく、観客も一緒になって体験することが、このステージの大きな特徴です。
太鼓を叩いて観客も祭りに参加!
公演が始まると、わらび座の出演者によるパフォーマンスが繰り広げられます。
そして、このステージの面白さはやはり客席側にも太鼓があること。
出演者だけが演奏するのではなく、客席も太鼓を使って参加できるため、「観る」というよりも「一緒に祭りを作っている」という感覚になってきます。もちろん子どもと一緒に楽しむことが出来ます。
ステージと客席の距離も近く、出演者の表情や動きを間近に感じられます。
劇場の客席で静かに舞台を見るミュージカルとは、またまったく違った楽しさでした。
公式サイトでも、この公演は太鼓を鳴らし、提灯を上げ、掛け声をかけながら秋田の祭りを体験するステージとして紹介されています。
目の前までやって来る出演者!
公演が進むにつれて、ステージと客席の境目はますますなくなっていきます。
出演者が客席近くまでやって来る場面もあり、目の前で繰り広げられるパフォーマンスは迫力満点。
大きな舞台を遠くから眺めるのではなく、演者と観客が同じ空間で盛り上がっていくのが「This is Akita!」ならではです。
太鼓の音が会場いっぱいに響き、客席からも音が加わると、ホテルの1階にいることを忘れてしまうほど。

子どもでも「見るだけ」で終わらず、自分から参加できるのもいいですね。
「飾山囃子」の世界を間近で体感
今回の特別編で大きく取り上げられていたのが「飾山囃子」。
ステージには「飾山囃子」の札も掲げられ、武者人形や木橋を思わせる舞台装置を背景に公演が進んでいきます。
祭りの音、掛け声、出演者の動き、そして観客自身が叩く太鼓。
いくつもの要素が組み合わさることで、単に伝統芸能について説明を聞くのとは違い、身体で祭りの雰囲気を感じられる内容になっていました。
田沢湖ビールも選べる1ドリンク付き
もう一つ面白いのがドリンクです。
会場には「ドリンク引き換えコーナー」があり、チケットに含まれるドリンクを受け取れるようになっていました。
そして、選択肢には田沢湖ビールも。

先ほど紹介した温泉ゆぽぽの夕食でも楽しんだ田沢湖ビールですが、今度は祭ステージを楽しみながら飲むことができます。
温泉、秋田の料理、地ビール、そして祭り。
あきた芸術村ならではの楽しみ方が、一つにつながっているように感じました。
最後は出演者の皆さんと!
約45分のステージは、最初から最後まで出演者と客席の距離が近い公演でした。
終演後には出演者の皆さんがステージ前に集合。
法被姿にねじり鉢巻き、そして「飾山囃子」や「わらび丁内」と書かれた提灯など、最後まで祭り気分たっぷりです。

ステージ上の華やかな武者人形をバックにした光景は、「秋田へ来た!」という気分をさらに高めてくれました。
温泉旅館の中でここまで楽しめるとは!
今回、温泉ゆぽぽでは温泉や夕食・朝食も楽しみましたが、「This is Akita!」はそれらとはまた違った強い印象を残してくれました。
一般的な温泉旅館なら、夕食を食べて温泉に入ったら、そのまま部屋でゆっくり過ごすところ。
ところが温泉ゆぽぽでは、ホテルの中に本格的な祭ステージがあり、わらび座のパフォーマンスを間近で楽しみながら、自分たちも太鼓を叩いて参加できます。
「秋田の祭りを見る」のではなく、「秋田の祭りの中に入ってみる」。
そんな体験ができた約45分でした。
温泉、秋田の食、田沢湖ビール、そして祭りまで一度に楽しめるのは、劇団わらび座を擁する「あきた芸術村」の温泉ゆぽぽならでは。
温泉ゆぽぽに宿泊するなら、食事や温泉とあわせてチェックしておきたい体験の一つだと思います。
関係者の皆様、素敵な時間をありがとうございました!
という訳で、よい旅を!
※公演日時や内容、出演者、料金などは変更される場合があります。観劇する場合は、あきた芸術村・わらび座の公式サイトで最新情報を確認してください。
●その他のゆぽぽのレポートはこちら。
●あきた芸術村「温泉ゆぽぽ」
・住所:〒014-1192 秋田県仙北市田沢湖卒田早稲田430
・電話:0187-44-3333
●その他の温泉旅館のレポートはこちら。























コメントを残す