さて、
3才以下のお子さまを持つ家庭にとって、旅行の移動手段の選択はとっても切実だと思います。
今までは飛行機より新幹線(もしくは特急列車)が圧倒的に便利かと思ってました。
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それは、
- デッキがあるのでぐずったらそこに連れて行ける
- 一部の新幹線の車両には授乳室もある
という点がよりどころだったのですが、飛行機にはそれを上回るさまざまなメリットがありました。
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今回はそちらをレポート。
ちなみに今回はJALの体験を元にしておりますが、ANA(全日空)もほぼ同様のサービスを受けることが出来ます。
●おすすめポイント1:トイレや授乳室が充実。
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空港と駅を比べると、滞在時間が空港の方が長いとということもあり、
トイレや授乳室がたくさんあります。
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そしてトイレは洋式はほぼ洗浄機能付き。
さらに羽田空港のさくらラウンジには
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こどもラウンジも併設されております。
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中では子どもと遊べるスペースが。
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ちなみに最上位クラスラウンジのダイヤモンドプレミアラウンジにはありませんので、お子さま連れはさくらラウンジの利用をオススメいたします。
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●おすすめポイント2:搭乗順が一番早い。
これも飛行機ならではのサービスですな。
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たとえ年間1,000万使っているお客様でも、3歳未満の小さなお子さま連れより後の搭乗になります。
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これって何がよいかというと狭い機内の通路を通って着席するまでに後ろのお客様を気にせず、子どもを着席させることが出来るということ。これって今まではわかりませんでしたが、その立場になると本当にありがたいサービスだと痛感しました。
●ポイント3:途中で空席に乗車してこない。
当たり前といえば当たり前ですが、飛行機は途中で搭乗してくるお客様がいらっしゃいません。電車の場合は3名席で通路側の2席しか空いていなかった場合、窓側のお客様が途中から乗ってくると、寝かしつけたお子さまを起こさないといけませんが、
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飛行機だと乗った席の隣が空いている場合は空席のままなので、とてもラクです。
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●ポイント4:お子さま連れの座席および優先座席がわかる。
Webから飛行機の予約をすると座席表から希望シートを選ぶことが出来ますが、これは「お子さま連れ」ではないお客様にも、どこのシートに「お子さま連れ」のお客様が搭乗予定かを知ることが出来ます。これによって、泣き声とか気になるお客様はその前後や隣を避けて取ることができるので、お互いにトラブルが少なくなります。
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またJAL(日本航空)の場合、クラスJの後方座席2列分は「お子さま連れの優先席」と表示されているのもありがたいですね。下記の機材の座席表だと6列目と7列目がそのように表示されております。
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●ポイント5:3列席の場合、満席や混雑している場合を除き、席のリクエストを聞いてもらえる。
例えば窓側3列席の場合、AB席を予約した場合はリクエストすると極力C席を空けておいてもらえます。もちろん満席や混雑時は無理ですのであくまでもリクエストとしてお伝えしましょう。
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もしリクエストが幸運にも聞き入れていただけた場合、上空で安定飛行になった時間帯だけですが、こうして間のB席で横にしておくことができます。
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●ポイント6:ドリンクやお子さまのおもちゃがもらえる
通常のドリンクサービスは右のようにコップだけですが、子ども連れのお客様の場合はこぼさないようにストロー付きで提供されます。このあたりもうれしい配慮。
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そしてオモチャも何種類かある中からいただくことができます。
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●ポイント7:母乳派の方は機内での授乳は窓側の席であればカンタン。
一番お子さま連れで大変なのはおなかをすかせて泣いたときですが、母乳で育てているお客様は窓際席をオススメします。
下記の写真のように前方の席のテーブルの間と自分のシートの跳ね上げた肘掛におくるみを挟むと、このように目隠しになって母乳であげることが可能です。あとは歩く乗客から見える可能性ですが、新幹線と違って飛行中ほぼ乗客は通路を歩きません。また3列席の窓側ですと、通路から離れているのでこのくらいの目隠しでも問題ありませんでした。
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●ポイント8:哺乳瓶派であれば機内にも熱湯やミネラルウォーターが完備。
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さらにスゴイサービスはその哺乳瓶を熱湯消毒して洗ってくれるということ。
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もちろんシートベルト着用のサインがでていたり着陸間近でしたらしてくれませんが、こういったサービスがあると到着した空港の授乳室でもすぐに哺乳瓶を使うことができるのがうれしいですよね。
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ちなみに小さなお子さまの情報は搭乗の際にきちんとフライトアテンダントの皆さまに申し送りされており、このようなきめ細やかなサービスができるとのこと。
●ポイント9:機内のトイレにはオムツの交換台があります。
これは全部のトイレを確認したわけではないのですが、実は機内のトイレにはきちんとオムツの交換台があります。また交換したオムツはトイレのダストボックスに捨てることが可能です。
●おまけ:ANA(全日空)では国内線でもベビーベッドが利用できる。
JALは国際線にしかないサービスですが、ANAは個数限定ではありますがなんとベビーベッドまで貸し出しがあるそうです。
実はベビーベッドまで予約可能。赤ちゃんといっしょに飛行機に乗る方法
いかがでしたか。
小さなお子さまをつれてどうしても移動しなければならないときもあると思います。そのときは、
- なるべく空いている日を選ぶ
- 優先搭乗を活用する
ようにして、あとは一番大切なのは
- 自分だけでなんとかしようとせずにフライトアテンダントの皆さまのお手伝いをありがたく受ける
ことが肝要かと。
というわけで、よい旅を!
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