「恐竜展」と「恐竜科学博」今年の夏に行くべきはどっち?子ども連れで両方行って調べてきた。

恐竜展と恐竜科学博の比較

この夏は東京ドームで、「恐竜展2021」、

東京ドームシティで開催されている恐竜展2021のパネル

パシフィコ横浜で「Dino Science 恐竜科学博」が開催されております。

恐竜科学博の看板

さて、子ども連れで利用した場合、どちらに行くのがおススメでしょうか。実際に両方のイベントに子ども(5歳)と一緒に行ってみた感想がこちら。(あくまでも個人の感想です)

具体的に見ていきましょう。

展示の充実度や展示規模は「恐竜科学博」

まずは本丸の展示自体の充実度から。

これは圧倒的に「恐竜科学博」に軍配が上がります。そして通常の骨格展示は壁面に沿って展示されているのですが、メインの展示は中央に配置されており、360度好きなアングルで鑑賞することが出来ます。

恐竜科学博のナイトミュージアムの照明

金額面から見ると「恐竜展」の方がお手軽に利用できる

一方金額面からすると恐竜展の方が安くなっています。大人1,500円、中学生・高校生1,200円、子ども900円であれば、急に思い立っていこうと思える金額ですよね。映画鑑賞並みの料金で楽しむことが出来ます。

一方「恐竜科学博」は休日だと大人3,000円。中学生~18歳は2,200円、子ども(4歳以上)1,600円。

これだと、中学生と小学生の家族4人で行こうとすると入場料だけで1万円近くかかります。さらに後述するワークショップや、音声ガイドを借りたりすると10,000円以上かかることになります。

とっても興味がある子どもであれば、連れて行ってあげたいと思いますが、この値段を払うとなるとちょっと躊躇する家族も多いのではないでしょうか。

この金額だと「払うのは大変」とかではなく「それだけ使うのだったら遊園地やキャンプとか、他のイベントに使わない?」という選択肢が増えそうですね。

恐竜科学博のイープラスの手数料は無料

まあ、実際に行ってみると3,000円以上の満足感はあるのですが、行く前にそれが実感できないと家族全員で行くというより、パパとお子様1人とかで行くことが多くなりそうですね。

子ども向けコンテンツは「恐竜科学博」が充実

では「5歳の子ども」という観点からはどちらが楽しめるかというと、これは圧倒的に「恐竜科学博」です。

「恐竜展」にはジュニアパスポートというクイズ形式で学ぶことが出来る冊子が無料で配布されておりましたが、さすがに未就学児にはちょっと難しい内容でした。

東京ドームシティで開催されている恐竜展2021のパスポート

一方で、「恐竜科学博」には子ども向けの音声ガイド(有料)があるので、子どもも展示を見ながら解説を聞いて学ぶことが出来ます。

恐竜科学博の音声ガイドは子どもも楽しめる

さらに発掘体験等のワークショップ(有料)もあるので、こちらの楽しんで体験しておりました。

恐竜科学博の発掘体験は子どもも夢中

メインはどちらも「ティラノサウルス」vs「トリケラトプス」ですが、結果が真逆!

そして子どもの人気を2分する「ティラノサウルス」と「トリケラトプス」ですが、「推し」の恐竜が正反対です。

恐竜展は圧倒的に「ティラノサウルス」。動くティラノサウルスも展示するなど圧倒的なティラノサウルス推し。

東京ドームシティで開催されている恐竜展2021のティラノサウルスのロボット

一方で「恐竜科学博」はティラノサウルスとトリケラトプスの両方を推してますが、やはりトリケラトプスの「レイン」が日本初公開ということで、メインビジュアルもトリケラトプスを前面に押し出しております。

恐竜科学博の看板

実はこの結果、それぞれ気合の入ったシアターコーナーで

「ティラノサウルス」vs「トリケラトプス」を映像として流しているのですが、

その戦いの結末が「真逆」の結果になっています。

どちらも面白いので、それぞれの映像の比較をしても楽しいですね。

ちなみに「恐竜展」の映像もとてもキレイなのですが、シアターコーナーは圧倒的に「恐竜科学博」がおすすめ。

映像のクオリティだけでなく、音声・風・振動も体感することが出来ます。

ちなみにウチの5歳の子どもは「恐竜科学博」の映像はパパの後ろに隠れて手を握りながら恐る恐る見てましたが、「恐竜展」は楽しみながら見ていました。子どもにとってはそれだけ「恐竜科学博」のシアターがリアリティがあったということですね。

恐竜科学博の白亜紀体験シアターは大迫力

(ちなみに「恐竜展」もネイキッドが制作しており、映像自体はとってもきれいなので、制作会社が云々ではなく、あとは予算のかけ方が違うのだと思います)

食事スペースは「恐竜科学博」のみ

ちなみに食事ができるエリアは「恐竜科学博」のみです。

恐竜科学博の美食恐竜のキッチンの恐竜BOX

まあ、「恐竜展」はスペースの問題もありますし、水道橋近辺には飲食店もたくさんありますからね。

結論:5歳の子どもに「どっちが面白かった」ってきいてみた。

そして何より一番の評価は、忖度が無い子どもの感想。

ストレートに「どちらが面白かった?」

って聞いてみました。

結論は

  • 「恐竜科学博の方が面白かったね」

とのこと。

まあ、そりゃそうだよね、という結論なのですけどもね。

子どもはもちろん値段がいくらかも知らないし、音声ガイドやワークショップに追加料金を払って参加していることなんか、まったく気にしませんから。

あとは

  • 「恐竜展は短かったね」

とも言ってました。確かに音声ガイドがないと、骨格の展示は見るだけで終わってしまいますしね。

というわけで、

個人的な推奨パターンを挙げておくと

  • 両方見たいのであれば「恐竜展」→「恐竜科学博」の順番がおすすめ
  • 「恐竜科学博」を見たのであれば「恐竜展」は見なくてもよい
  • ティラノサウルスが絶対的ヒーローという子どもは「恐竜展」がおすすめ
  • 大人は両方の展示をみると、それぞれのコンセプトの違いとか楽しめる
  • コスパよく楽しみたいのであれば「恐竜展」
  • じっくり楽しみたいのであれば「恐竜科学博」

といった感じでしょうかね。

参考になれば幸いです。

というわけで、よい夏休みを!

●「恐竜展」と「恐竜科学博」のそれぞれのレポートは以下よりご覧ください。

恐竜科学博のレイン
恐竜科学博のティラノサウルススタン
東京ドームシティで開催されている恐竜展2021のティラノサウルスは動きます