さて、GOTOトラベルキャンペーンが7月22日より開始されてから2週間ほど経ちました。
事業者が準備できていない期間に旅行の申し込みをした個人客は、本日より9月14日までに郵送にて精算が必要になります。
実際に手続きをしてみたので、進めるうえでのポイントをお伝えいたします。
ポイント1:書類は7種類ですが意外と簡単に揃うものばかり
還付申請を受ける際の書類は以下の7種類です。
(8月13日現在:資料は変更や追加になる場合があります)
- 事後還付申請書
- 支払内訳がわかる書類(支払内訳が記載された領収書、支払内訳書等)
- 宿泊証明書(氏名、宿泊日、宿泊人数などの情報が記載されているもの)
- 口座確認書(旅行者用)
- 口座番号を確認できる書類(通帳の写し、キャッシュカードの写し等)
- 代表者の住所が確認できる書類(免許証の写し、健康保険証の写し等)
- 同行者居住地証明書
このなかで8月12日までは
- 同行者居住地証明書(様式第21号)
は要らなかったのですが、東京がGOTOキャンペーンの対象外になったことにより、
「千葉県民を代表として都民3名と行くグループ旅行」
といった抜け穴的な利用が出来ることになり、その防止策として書類が急遽追加されたようです。
また、上記のうち、
- 支払内訳がわかる書類(支払内訳が記載された領収書、支払内訳書等)
- 宿泊証明書(氏名、宿泊日、宿泊人数などの情報が記載されているもの)
は宿泊先が用意してくれます。
ホテルによっては、旅行者側が用意する書式もプリントアウトして一緒にいただける場合もありますが、
こちらは観光庁のGOTOトラベルキャンペーンサイトでも入手可能。
事後還付申請書や口座確認書はほぼ記入項目が変わらないのでコピーする前に必要事項を書いておくからコピーすることをおすすめします。
送付先も念のため掲載しておきます。
【申請書類送付先】
〒105-0003
東京都港区西新橋1丁目 24−14 西新橋一丁目ビル6階
Go To トラベル事務局 還付申請係 宛
※最新情報は観光庁のGOTOトラベルキャンペーンサイトにてご確認することを強くお勧めいたします。
それと領収書は宿泊者(還付申請者)名義じゃないとNGです。つまり出張等で会社経費の領収書を流用することはできませんよ。あくまでも個人旅行が対象です。
それと、送った際に書類の不備があった場合に備えてコピーを取っておくことをおすすめしますよ。
ポイント2:対象となる商品は広め、期間は短め。
さらに今回のGOTOキャンペーンのポイントは
楽天や一休のサイトで貯まったポイントを使って宿泊した場合も、宿泊先で領収書と宿泊証明書をいただければ
対象になるとのこと。これは嬉しいですよね。
また旅行会社経由の場合でも旅行会社(今回はJALパック)と宿泊先で宿泊証明書を受けることにより還付の対象になります。
ちなみに今回は利用しませんでしたが夜行フェリー等も宿泊地として申請が可能とのこと。
ぜひ離島等にフェリーでの旅行を検討されている方は一度対象になるか確認されることをおすすめします。
一方で、今回の還付手続きの対象期間は8月31日までの旅行が対象。
実は今回は9月の4連休も旅行に行く計画を立てており、GOTO目当てに38万円ほど出してすでに申し込み済。
ですが、前述のように9月1日以降の旅行は対象外とのことで、GOTOキャンペーン事務局に問い合わせしたところ、
- 「予約を取り直していただくことをご案内しております」
とのこと。
ここで問題発生。当時の行程と同様の行程を現時点で取り直すと50万越えになってしまい、
35%割引後で34万円と、現在の金額とあまり変わらなくなってしまいます。涙。
まあ、これはダイナミックパッケージという変動制のパッケージツアーなので、
8月のお盆も自粛要請が叫ばれる中で、9月の4連休に予約が殺到して値段が高騰しているので致し方ないのですが、
出来ることであれば9月分まで還付対象にしていただければと思っております。
※誤解のないように申し上げておきますと、現在はほぼすべての旅行代理店のサイトでGOTO対象商品が販売されており、そちらを予約すれば9月以降も割引対象になります。(というか購入時点で自動的に35%割引になります)
ポイント3:GOTOキャンペーンと重複して利用できるサービスがある!
自粛要請が多い中でも県によっては独自のキャンペーンを実施している県もあります。
こちらは高知県の事例ですが、
- 高知に泊まると5,000円キャッシュバック!
なるキャンペーンを実施中。
さらにGOTOトラベルと重複して利用可能!(事務局確認済)
ちなみに東京都民でも利用できます。
このキャンペーンを利用すると、GOTOトラベルで宿泊割引を受けた上にさらに交通費が5,000円戻ってきます。
ちなみにこちらの送付先や申請書類はGOTOキャンペーンと書式が異なりますので、高知県に宿泊した際に宿泊先でお問い合わせくださいませ。
ポイント4:旅行者側も細心の注意を払って利用しましょう。
今回はGOTOトラベルが始まってから北海道から沖縄まで、ビジネスホテルからシティホテル、温泉旅館から民宿までお世話になりましたが、規模の大小や地域に関わらず、今回利用したすべての宿泊先で
- 感染防止策を徹底している
ということがありました。
一例をあげると
- 入り口には消毒液
- さらにスタッフが待ち構えていて全員に消毒液をかける旅館も
- すべての宿泊先で検温実施
- 翌日の朝食会場でも検温実施
- 旅館やホテルでは部屋までの案内はなくす代わりにフロントやホームページで館内案内を徹底
- エレベーターホールにも消毒液
- 「エレベーターのボタンをおす木の棒」を貸してくれる旅館もある
- フロントでは消毒済のボールペンが置いてあり、使用後は「使用済トレイ」に入れる
- 朝食会場や夕食会場はソーシャルディスタンスのテーブルレイアウト
- ブッフェを極力少なくして定食形式での提供
- 大浴場は営業しているけどサウナは営業中止
等々、対策を挙げればきりがないくらい徹底してました。
そりゃそうですよね。4月5月と自粛して休業を余儀なくされ、7月にGOTOキャンペーンで挽回かと思いきや、自粛要請の嵐。
そのような状況の中で仮に感染者が出たら、周りからは叩かれ、客足はさらに遠のき、本当に廃業してしまうかもしれません。
そのリスクを最大限下げるために上記の感染防止対策をしていたり、
チェックインやチェックアウト時に一人終わることにカウンターやつり銭トレイ、荷物置台を拭いたり、
朝食時にはマスクを置くトレイと、ブッフェに行く際に使用するビニール手袋、テーブル等を拭く除菌シートを準備したりと、宿泊施設にとってはコストのかかる事ばかり。
でもこうして一生懸命対策をしておもてなしをしていただける宿泊施設に対して、
旅行者が「旅の恥はかきすて」とばかりに繁華街に繰り出してマスクもつけずに大人数で大騒ぎをして、宿泊施設に戻ってきてしまった場合、その人が感染したらこの宿泊施設の努力が水泡に帰してしまう可能性があります。
つまり、
- 宿泊施設のホスピタリティを受ける責任を宿泊者も感染防止策を万全にした状態で楽しむ
この関係が出来なければ、これから旅行もできない世の中になってしまいます。
もちろん宿泊者もいままでより制約があるかもしれません。
今回利用した宿泊施設に泊まっていた皆さんは見る限り、宿泊施設側に理解を示して協力をしていた方が多かったように思います。
ぜひこれからも利用する際は宿泊施設に迷惑をかけるリスクを極力少なくした状態で楽しむことが出来ればと思います。
参考になれば幸いです。
というわけで、よい「旅」を!
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