3回にわたり、
- 総合編
- 室内設備編
- 食事サービス編
とお届けしましたが、今回は
- ザ・ガンを120%楽しむための活用ポイント
をお届けします。
●食事タイムについて
食事はランチ、ディナー、ブレックファーストともすべて2回入れ替え制です。
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プラチナサービスの場合、コンシェルジュが希望を聞きにきてくれますのでどちらか選びましょう。
2回はREDCARD、BLUECARDと分けられており、早いほうがREDticketになります。
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食事内容はプラチナ、ゴールドとも同じです。
で、
どちらを選ぶかですが、個人的には車窓を楽しむのであればREDがオススメです。この時期はサンライズとサンセットを食事をしながら楽しむことができます。
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また、早めに食事をとっておくとランチ後のキャサリン着や朝食後のアリススプリングス着まで時間に余裕があるので、日焼け止め対策等いろいろな準備をすることが出来ます。
一方、BLUECARDのメリットはディナー前にコンシェルジュがラウンジカーで開催するウエルカムレセプションタイムがあるので、そこで乗客同士仲良くなってそのままディナーに流れ込めるメリットがあります。
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コミュニケーション重視でしたらBLUECARD、ゆとり重視でしたらREDCARDを選びましょう。
●先頭車両の撮影について
せっかくの乗車記念に、シンボルでもある先頭車両を撮りたいと思うのは世の常で、レッドサービスでしたら始発のダーウィン駅、途中のキャサリン駅での撮影はカンタンですが、ゴールドの後方車両やプラチナの車両からでは、先頭車両を撮影するチャンスは
- ダーウィン駅で荷物を積みおろししている5分程度
- キャサリンではツアーに参加した場合、もどりがギリギリなので非常に厳しい。
- アリススプリングスでは撮影可能
という感じです。
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ちなみに客車の側面はそれぞれの停車駅でたくさん撮る事ができます。
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●サンライズとサンセットについて
プラチナ以外の個室は片側にしか窓がありません。ので、サンライズかサンセットのいずれかを個室からみることができます。
車両によって個室の位置が左右対称ですので、ダーウィンからアリススプリングスやアデレードに行く場合は
- 進行方向の左に窓があればサンライズ
- 進行方向の右に窓があればサンセット
を楽しむことが出来ます。
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もちろん、アデレードからダーウィンに向かう場合は逆になります。
プラチナの部屋は客室の両側の車窓を楽しむことができます。
●客層について
ビックリするくらいシニアの方ばかりです。たぶん60歳台が一番多い感じがしました。日本の寝台特急と違って、
- 移動する。
というよりも
- 乗ること自体を楽しむ。
ために乗る方が多いからだと思います。
確かに、ダーウィンの発車は午前10時。それも街外れから。
当然、それに間に合うような飛行機は飛んでいなくてほとんどの方はホテルに前泊でザ・ガンの乗車に備えるわけです。つまり結局は2泊3日の旅行と同じ。さらにゴールドの部屋で約1,000豪ドル。それにダーウィンの前泊代とダーウィンに移動するための飛行機代がかかるわけです。
- 寝台列車に乗るために飛行機とホテルを予約する
わけです。
でも、逆に言うとそれだけ時間的にも金銭的にもゆとりがある方がたくさん乗っているわけで、ラウンジに行くとそこらじゅうで
「こんな旅行をしたよー」といったお話がたくさん聴けます。(笑)
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●ザ・ガンのお土産について
ラウンジカーの一部にカウンターが設置されており、そこで車内でしか買えないお土産が売っています。
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キャップやマグカップもあるのでオススメです。
今回はつつましくピンバッジを1個だけ買ってきました。(笑)
あと、プラチナサービスの部屋にはウェルカムドリンク用のコースターとかもあるのでそれはタダでいただくことが出来ます。
●どのサービスで行くべきか。
学生等でレイルウェイパスを使っている人はもちろんレッドサービスになりますが、少しゆっくりザ・ガンを楽しみたいという方はゴールドかプラチナで悩むと思います。
が、満足度は圧倒的に
- プラチナサービス
が高いと思います。
確かに値段的には
ゴールドで約1,000豪ドル、プラチナで約2,300豪ドルと倍以上の差が有りますが、
- ウエルカムシャンパン
- おしぼりサービス
- キャサリン渓谷ツアーの優先予約
- 食事タイムの優先予約
- ツアーから帰ってきたときのドリンクサービス
- 果物サービス
- モーニングコーヒーサービス
- 朝食をルームサービスに変更可能
- カードキー
といったメリットがあります。
さらになんと言っても大きいのは室内の広さ。
ゴールドは2段式ベッドに折りたたみ式トイレという室内になりますが、
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プラチナはツインもしくはダブルで1段でトイレや洗面所もフルサイズです。
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もし、個人旅行で一生に一度の思い出を作りたいと思うのであれば、迷わずプラチナサービスをオススメします。
●どこで予約するのがいいのか。
ザ・ガンは予約方法が特殊で日本の大手旅行代理店でも取り扱っていないところが多いようです。理由は空席状況が予約してみないと分からないからということらしいです。
でいろいろ調べたのですが、今回は
で予約。何回かのメールのやり取りでプラチナサービスが予約できました。
●気をつけること
ザ・ガンの車内ですが、季節にもよるかもしれませんがビックリするくらい冷房をガンガンきかせています。ちなみにこの傾向はザ・ガンだけではなくてオーストラリア全体の傾向かもしれませんが。で、車内個別の冷暖房調整なんて気のきいたものはありません。どうしても寒い場合は何回もコンシェルジュに頼むか、上に羽織るカーディガンのようなものを準備しておいたほうがいいと思います。
●そのほか準備しておいたほうが便利なモノ
- 日焼け止め(ツアーには必須)
- スリッパ(室内用)
- 耳栓(走行音が気になる方に)
- 個人名刺(意外といろいろな方と仲良くなる可能性があります。)
- クレジットカード(一度事前に登録しておくとあとはビール1本からツアー代金まですべてカードで精算してくれます。)
といったあたりでしょうか。
これから「ザ・ガン号」の旅を検討している方の参考になれば幸いですっ!
●ザ・ガンのレポートシリーズはこちら。
というわけで、よい旅を!
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