JRの特急列車の中で観光列車を除く定期運用特急列車では乗車難易度が高いランクにある「特急むろと」。
先日、ようやく乗車することが出来たのでレポートをお届け。
難易度が高い理由その1:路線
「特急むろと」の難易度が高いといわれる理由ですが、JR四国の路線図の中でも、
右下にある「牟岐線(むぎせん)」のみを走る特急だから。終点の阿波海南駅からは阿佐海岸鉄道が接続しておりますが、JRの路線図をみると盲腸線の印象を受けます。また、JR四国ではアンパンマン列車やものがたり列車など、多くの観光列車を走らせておりますが、牟岐線にはそういった観光列車も走っていません。地元の方であればともかく、観光客が利用するにはハードルが高そうです。
難易度が高い理由その2:運行本数と時間
前述の路線図を見てわかる通り、観光客が牟岐線を利用する場合、多くの方が徳島駅から利用することになります。
その中で「特急むろと」は1日1本のみの運行。
そしてさらに出発時間が19:33なんです。
阿波海南方面に旅行に行く際にも19:33まで待たないと乗車することが出来ません。
ちなみに逆方向はというとこちらも1本のみ。牟岐駅06:59発、徳島駅08:20着のみになります。
これはもう観光需要というより、通勤通学での利用を想定している列車ですね。
なので、「乗り鉄」からすると「意をもって乗りに行く」ことをしないとなかなか乗ることが出来ない特急という事になります。
というわけで、今まで乗車する機会がなかったのですが、徳島旅行の際に日程に余裕を持たせて乗車してきました。
「特急むろと」に乗ってきた
徳島駅に到着するとすでに「特急むろと」が入線していました。キハ185系2両編成です。
まずは1号車。
1号車の12番~15番座席が指定席。
2号車はすべて自由席。
デッキからは前面展望も楽しめます。
こういった表示が電光ではない車両も懐かしいですね。
リクライニングはこのくらい。
ちゃんとテーブルもありました。
出発前にはJR四国の最新気動車2700系うずしおとの並びも楽しめました。
今回は阿南まで乗車。ホテルや食事場所を考えるとここでステイして明日さらに阿波海南まで行く方がよさそうと判断した次第。
阿南発は20:02。約30分程の「特急むろと」乗車でしたが、楽しい旅行でした。
今度は牟岐まで乗りたいと思います。
というわけで、良い旅を!
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