さて、阪急阪神百貨店の新規事業としてWinomy(ワイノミ)というサービスのローンチパーティにお招きいただいたので上野にいそいそと。
会場は御徒町駅からすぐのKANAMEであります。
すでに店内にはローンチパーティに合わせて参加者が持ち込んだワインと、
それに合う料理がずらり。
で、Winomy(ワイノミ)のご説明。
簡単にに言うとBYOの出来るお店(ワインを持ち込んで楽しめるお店)を集めたサイトであります。
BYOとは、Bring Your Own (Wine)の略で、飲食店にワインを持ち込み、お店の料理と一緒に楽しむことでありまして、
実はあまり飲食店様にはメリット無いんじゃないかなあと思っておりました。
ですが今回の説明を聞いて考え方が変わりました。
ワインをレストランでオーダーする際に私はあまり詳しくないので、基本は予算と好みの味を伝えてオススメのボトルをいただくか、ペアリングで一皿ごとにオススメのグラスワインをいただくことが多いのですが、最近はお客様側もワインに対する好みもしっかり持っているお客様も多くなってきたと感じております。
さらにワインはレストランでいただくとしっかりした値段がしますが、実は市販で買うとあまり高くなかったりします。目の肥えたお客様はもちろん、最近ではエチケットをスマホで撮影するとその場で値段がわかったりするアプリもあったりして、お客様からするとその格差にちょっと抵抗がある方もいらっしゃると思います。
つまり、ワインは今まではレストランにとっては利益がしっかり取れる商品だったのが
- 多種多様なお客様の希望に応えるために品数をたくさん揃える
- 値段もそれなりに抑えて販売
- 高いワインは保管方法にもスペースの確保等のコストがかかる
というわけで決して飲食店様から見るとワインはいいことずくめではないわけです。
そうすると
- お客様から適正な持ち込み料をいただいて、お気に入りのワインを飲んでいただきましょう
という方がよっぽど合理的なわけです。
ちなみにお客様から見てもメリットがあるのは、
- 自宅に「もらいもののちょっと良いワイン」がたくさんある方。
自宅の料理であわせるのも良いですが、たまにはフレンチレストランでこのワインと一緒に家族で楽しみたいなあという方もいらっしゃるはず。
そういった方にも持ち込み出来るレストランがあるととても重宝するわけですな。
飲食店様から見ても
- BYOが無ければ自宅で食事をしていた人が外食するきっかけになる
ということで、新しいお客様がいらっしゃる可能性があるわけです。
ちなみに今回のローンチパーティのKANAMEでもBYOのコースが用意されておりました。
マグロ頬肉のケイジャンスパイス焼き
そしてKANAMEスペシャリテ 北海道十勝アンガス牛とフォアグラのロールキャベツ トリュフデミグラスソース。
野菜を食べる季節のスープ
さらになんといってもオススメは
シャルキュトリー盛り合わせ (KANAMEスペシャリテ ラムハム/パテ・ド・カンパーニュ/国産豚の生ハム)。
これはおいしかったなー。
さらにデザートがついて、ワイン持込料込みで7,000円というコース。あとはお好きなワインでどうぞー!
(2本目以降は追加持込料がかかります)
というわけで、私達もワインを買って持ち込んで、シャルキュトリー盛り合わせと合わせて楽しみましたよ。
ちなみに今回は買って持ち込みましたが、なんと通販サイトでワインを購入して、それをそのままお店に届けてくれる
も用意されているとのこと。これは便利だなあ。例えばパートナーの好きなワインをあらかじめ購入してお店に届けておいて、サプライズでそのワインを一緒に飲むことも出来るわけですな。
いやー、新しい体験でございました。
海外ではBYOは何回か利用したことがありますが、日本でもこれからこういった形態が増えて、もっと気軽に利用できるとよいなあ。
というわけで、これからのWinomy(ワイノミ)に期待であります。
ご馳走様でした。
●Winomy(ワイノミ)について詳しくはこちら。
●今回Winomy(ワイノミ)を体験したお店はこちら。
・KANAME(カナメ)
・住所:台東区上野1-20-10
・電話:03-3831-3107
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