孤高のメス 堤真一

孤高のメス

最近、

「ER-救命救急室-」とか、「救命病棟24時」とか、「チームバチスタ」とか、いろいろ医療関係での秀逸な作品がでてますが、この「孤高のメス」という映画はそういった作品とはまったく違う点があります。

1

それは、

  • 手術シーンがとても真摯に忠実に描かれている

ということ。

他のドラマや映画ではよくありがちな過剰な演出やBGM等は一切なくって、

ただ、堤真一さんが演じる当麻鉄彦外科部長のメスの音だけで進行していきます。

ま、

私は、医者でもないし、患者としても幸いにしてそういったシーンにはいままで

かかわった事もないので、本当はどんなものか知らない中でいうのもおこがましいのですが、

この映画で一番感銘を受けたのは、「手術シーン」だったなー。

もちろん、「手術シーン」以外もストーリー的にも

見所がたくさんあって、

医療制度の深部を丁寧に描いている感じがこちらにも伝わってきました。

こーゆー時のストーリーとして

生瀬勝久さん演じる野本六尾外科部長の存在って、

ぜったい必要なんだけど、

本当は、野本外科部長だって研修医時代はそーゆーキャラじゃなくって

患者の命を救うためにきちんと向き合っていたんだろうけど、

きっと日本の医療制度に巻き込まれた一被害者かもしれないんだよなー。

って思ったり。

2

いままでの作品って医療関係に携わるヒト達に

  • 「○○ってどう?」

というように作品の感想を聞くことってできませんでしたが、

この作品だけは、実際に携わるヒトに感想を聞いてみたいと思いました。

考えさせられる作品でした。

1件のコメント

映画「孤高のメス」素晴らしい出会いが自分を豊かにする

「孤高のメス」★★★☆
堤真一、夏川結衣、吉沢悠出演
成島出監督、126分、2010年6月5日公開、2009,日本,東映
(原題:孤高のメス)
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「地方の市民病院が舞台、
そこに外科医の当麻(堤真一)がやってくる、
救える命に全力で向かう姿勢に
スタッフも変わっていく、
そして当時は法律で認められていない手術を
信念をもって行う、果たして許されるのか、…

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