久しぶりに書籍レビュー。
「手紙」です。
最近、テレビで「新参者」がやっておりまして、
それが、面白くて、
実はいままで東野圭吾さんの作品って読んだことがなかったんですけど、
読んでみました。
ま、
映画化もされていますし、読んだことがある方も多いと思いますが、
強盗殺人犯の兄を持った弟の生き方を刑務所にいる兄からの手紙を通じて
描いた作品。
====ここからはちょっとネタバレあります。=====
でね、
読んでみて衝撃でした。
- 犯罪加害者の家族
に対して、こんなに辛らつに表現した作品だったなんて。
で、
その「犯罪加害者の家族」を取り巻くまわりの人間関係もすごい。
- 「道徳」<「非道徳」
なんだよねぇ、描かれていることが。
でもそれが、きっと「現実」なんだろうなー。
よく学校では、
- 人を差別してはいけません
とか教えるけど、
教えてる先生もきっとそれを貫けるわけなくって、
そのことを大上段に否定できるほど、私も聖人じゃない。
ってか、きっと無理。
もしそういう環境だったら、
電気店の総務部や、高校のクラスメートとかと同じ対応をするよ。
そういった意味では、直貴はまわりに白石由美子や寺尾祐輔や平野会長がいてくれただけでも幸せだったよなー。
でも、その会長が、
直樹に対して、
「正々堂々と生きてることが正しいことだとは限らない」
「犯罪加害者の家族はそれを隠して生きつづけることも必要だ」
というようなニュアンスのことを言うのですが、
まさに
- 「授業では教わらないコト」
だよなー。
でも、むげに加害者家族を否定することなく、
とはいうものの
偽善者的救済表現をするわけでもなく、
考えさせられる作品でした。
寺尾祐輔のように生きたいけど生きれないなー、自分は。
そこまで強くないんだよなー、そういった逆境には。
残念だけどさ。
お久しぶりです。
僕も手紙読みました。本を読んで良かったので映画も見ましたが映画も良かったです。小説の原作で唯一納得いった映画だったかもしれません。
小説の方も東野作品の中で最も好きな作品です。
東野圭吾さんの作品は私も数冊読んでます。
作品によって重い、軽いがはっきりしていて、同じ人が書いたとは思えない。
「どちらかが彼女を殺した」と「使命と魂のリミット」が次のお勧めです!
>中里さん
こんばんはー!
こちらこそご無沙汰しております!
お元気そうで何よりですー!
映画もいいんですねー。
ちょっと観てみようっと!
>harunoさん
こんばんは!
なるほど、
お兄さんによく似て本を読む子に育ちましたね!笑
東野さんの別の作品も読んでみたいと思います。
落ち着いたらまた遊びにおいでー!