さて、以前に、
子供連れ海外旅行での飛行機年齢別オススメ席 ビジネス プレミアムエコノミー エコノミー徹底比較
という記事を書きましたが、
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今回はエコノミー席では子ども連れだとどの席が良いか検証してきました。
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結論としては最後列がオススメであります。
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さっそくそのポイントをご紹介。
おすすめポイント1:後ろに気兼ねなくリクライニングできる
おすすめポイント2:隣の視線が気にならない
最後尾でなくても、エコノミー席の途中にはトイレスペースがあって、その前のシートだと後ろの席が無いのでリクライニングが可能ですが、(今回の機材では20列)
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今回利用した767-300ER(763)のA44という機材だと、
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最後尾の中央部64列DEGは、
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窓側の2名席の最後尾と比べて、
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少し奥にあることがわかります。つまり横の視線が気にならずに子どもがぐずってもすぐに抱っこしてあやしたりすることができます。
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なので、エコノミー席のなかでは一番エクスクルーシブ感があるシートになります。
ちなみに4人家族の場合は中央が4名掛けの機材をえらぶと良いでしょう。
(ただし、最後尾の中央席は窓側と平行になっております)
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おすすめポイント3:荷物棚がほぼ専用スペースになる。
国内線と違って国際線は、あまり上の荷棚がいっぱいになることはありませんが、
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最後尾だと荷棚もほぼその席に座る人しか使わないので、ゆったり使うことができますよ。
おすすめポイント4:トイレがすぐ近くにある
これも子ども連れだと大切なポイント。
こちらの席だとすぐ後ろがトイレ。それも両側にそれぞれ2箇所あるので合計4箇所のトイレが一番近くにあります。
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子どもが「トイレ行きたい!」って行ったときも3歩でトイレにたどり着くことができますよ。
かつ窓際席の3席と比べて圧倒的な優位ポイントは
- ママもパパもトイレに行きやすい
ということ。
窓際席ですと子どもをトイレに連れて行くのは寝ていようが食事中だろうが「通路側に座った人」になりますが、この席ですと左右両方からトイレに行くことができるので、状況に応じてパパだったりママだったりが席を立ってトイレに連れて行くことができるのです。
これも大きなポイントですね。
おすすめポイント5:肘掛が上がる&映画を到着ギリギリまで見ることができる。
さて、最後のオススメのポイントはエコノミークラスでも人気のある最前列シートとの比較になります。
最前列シートはバシネットがあったり、
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足元が広い席になるのですが、
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子どもにとってはあまり足元の広さは関係ありません。
最前列は大人に取ってはそのゆったりとした空間があってとても重宝するのですが、子ども連れでこの席を利用するときのネックは
- 肘掛が上がらないこと
につきます。
そうするとこどもが眠くなったときにこうして横に寝ることが出来ないのですね。
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また、モニターが前方シートに固定されているかどうかも大きなポイント。
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最前列ですと、肘掛から出すタイプなので、着陸準備になったときにはモニターをしまわなければなりません。
ですが、それ以外の席ですとモニターは着陸直前まで見ることができます。
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特に最近はキッズ向けの機内コンテンツも充実しているので、これでおとなしくしてくれる時間が少しでも長くなるのはママやパパには大助かりですよね。
最後尾を選んだときに割り切るポイントは機内食
では最後尾のデメリットは何があるかというと、
機内食になります。
通常、エコノミークラスの機内食は
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通常2種類のメインディッシュから選ぶことができますが、
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前方から配るので、最後尾の場合はどちらかが無くなってしまう場合があります。
ただ、これも子ども用の食事はチャイルドミールを予約しておくと、
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ちゃんと用意してくれますので安心です。
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子ども向けメニューの場合は、JALのお箸が付いているときもありました。
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もちろん、通常の子ども用のお土産はどの席でももらえますよ。
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いかがでしたか?
あとは子どもが寝たら大人の時間の始まりです!
最後尾で他の方の目線も気にせずに、
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お気に入りのお酒をたしなみながら、
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ゆっくりと映画を見ることをオススメしますよ。
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参考になれば幸いです。
あとは最後列や最前列が取れなくても、なんで取れないんだ!とか窓口のスタッフにクレームをつけるのはやめましょうね。もし取れない場合でもお互いに機内マナーを守って楽しく過ごすことがすてきな思い出につながりますよ。
というわけで、よい旅を!
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子ども連れだと、機内食提供時に子どもが寝ていたり、食べ終わって寝かせたいときにも後ろの方が食事中だとリクライニングできませんが、この席であればリクライニングしたままでも問題ありません。
もちろん、エコノミークラスなので大きく倒すことができるわけではありませんが、子ども連れだと後ろに気兼ねなく利用できるのが嬉しいですよね。