先日、お盆の帰省ラッシュのピーク時に久しぶりに新幹線を利用しました。
急遽だったので、指定席は満席。やむなく自由席利用であります。
ただ、お盆時期は「最繁忙期」なので指定席と自由席の差額は930円。
仮に大人2名子ども2名の家族連れだと、930円×2名と460円×2名で2,730円の差額になります。これは駅弁が2個くらい買える差額ですよね。
で、東京駅に到着したころには自由席乗車口は長蛇の列。駅員さんがそれぞれの乗車口にプラカードを持って案内しておりました。
特に最近は全席指定列車が多く「つばさ」「かがやき」「はやぶさ」「こまち」等に加えて「とき」の臨時列車も全席指定車両が運行するなど自由席はかなり限られた運行になっておりますが、通常ダイヤの「とき」「あさま」「なすの」「はくたか」等では自由席も根強い人気。
で、今回は13:04発の「あさま613号」に乗車するべく約20分前に到着したのですが、上記の行列でありました。ただ、この時間までに並んだ方は、3名席や2名席の並びでほぼすべての方が席を確保できています。その後も続々と乗車してきて、ほぼ満席の状態で東京駅を発車しました。空いている席は3名席の中央席が数席のみ。一人で乗車するのであれば問題ないですが、家族利用やグループ利用でまとまった席はすでに確保できない状態です。
で、ここからが本題です。
上野駅で家族連れが乗車してくるんです。それも赤ちゃんを抱っこしていたり、駅弁を持った状態で。
もちろん、デッキは一杯。
なので、デッキが一杯なので、車内の通路にも立っている方もいらっしゃいます。
家族連れでも、駅弁を持ったまま通路で立つわけですが、これがこの家族だけの問題ではでなくなるわけです。
- 席を譲る必要はない
との感想が8割以上でした。
多くの方があげた理由は
- ちょっと調べたり努力すれば、座ることが出来るのに
という事でした。
そこで、改めてですが、上野駅から乗る場合は、指定席を持っていれば問題ありませんが、自由席で乗車する場合、一人で気軽な旅行だったらともかく、家族連れやグループ連れで利用するのであれば
- 必ず東京駅から乗車しましょう
ということです。
では、東京駅と上野駅でどのくらい所要時間や料金が変わるのでしょうか。
所用時間の差は1分! それだけで自由席の座席が確保できる!
まずは所要時間です。
上野駅と東京駅の所要時間は約8分。快速利用だともう少し早くなります。
ですが、上野駅と東京駅では新幹線の乗り換え時間に圧倒的な差があります。
上野駅の新幹線ホームは地下4階。乗り換えるまでにはエスカレーターでかなり地下深くまでくだることになります。
一方で、東京駅は京葉線と横須賀線・総武線快速を除けばほぼ新幹線ホームと並列。乗り換えも楽々です。
この立地の差が、上野駅では在来線からの乗り換えにかかる所要時間が17分かかるのに対し、
東京駅からであれば山手線や京浜東北線であれば約10分。(総武線快速、横須賀線、京葉線からの乗り換えであれば東京駅一択なので、ここでは検証しません。)
その差が7分あります。つまり
- 上野駅から東京駅まで移動しても実質の乗り換え時間は1分しか変わらないんです。
あとは
- 上野駅発より東京駅発の方が約5分程早い
ので、その時間を逆算して東京駅に着くように移動すればOKです。
料金の差額はたったの210円! それだけで自由席が確保できる!
では料金は上野から乗車する場合と東京駅から利用する場合ではどのくらい違うのでしょうか。
結論から申し上げると
- 大人210円
- 子ども100円(もしくは110円)
の違いです。(タッチでGO!新幹線の場合)
東北新幹線も同様。小山や大宮までだともう少し違いますが、宇都宮以遠であれば同様ですね。
大人2名+子ども2名で今回のように上田駅まで利用する場合は、4人合わせてもたったの620円!
前述の最繁忙期の指定席の差額、1人930円と比較すると圧倒的に安いコストですよね。
最繁忙期の新幹線利用まとめ:自由席だったら東京駅から!
という訳で今回の最繁忙期の新幹線の利用をまとめると
- 上野駅からしか乗車できないのであれば指定席必須。
- 満席や直前まで利用列車が決まらない場合は自由席ですが、その場合は東京駅から。
- 東京駅と上野駅の乗り換えの移動時間の差はわずか1分! 料金は210円!
ということです。
特に家族連れの方やグループ旅行であればぜひ東京駅から乗り込んでくださいね。
参考になれば幸いです。
というわけで、よい旅を!
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