いよいよ6月ですね。
第2波の懸念はありつつも、会社員の方は通常通りの勤務に戻ったり、
飲食店も今日から本格再開というお店も多いかと思います。
自粛期間中には宿泊や観光業も大打撃だったと思いますが、飲食業界も大変な状況だったことは皆様もご存じの通りです。
そこで何か微力ながらでも、
- リスクを最小限にしつつ
- 飲食店に貢献できること
として、
- 「テイクアウト」をまとめ買いして
- 近所に配って歩く
という活動が出来ればと思いまして
「勝手におすそ分けプロジェクト」を続けておりました。
以前も投稿しましたが、その時の思いはこちらに書いてあります。
●【テイクアウト最大活用】いまこそ「おすそわけ」文化の復活を!
で、結果としてどれだけオーダーしたかというと
- 約40万円!
もちろんこれはおすそ分けに協力いただいた皆様があっての金額なので、私が実際に使った金額はこの10分の1以下です。
本当に「オーダーいただいた皆さん」あっての消費金額でありました。
ご注文いただいた方ありがとうございました。
個人的な感想ばかりで恐縮ですが、今回はこの約6週間の活動を記録としてまとめておこうと思います。
どのお店でどのくらい買ったのか。(テイクアウト編)
私の基準は
- 知っているお店
かつ、
- テイクアウトの時間帯が長いお店
を基準に選びました。
あとは、平日は自粛期間中とはいえ、もちろんテレワークで勤務しているので、
- 土日に営業しているお店
ということも重要なポイントでありました。
その条件下で、
なんといっても一番利用させていただいたお店は、今回のお手伝いを考えるきっかけとなった「六本木しゃぶ庵」のホームセットです。
こちらのお店では1セットが2人前なのですが、ホームセットが56セットとお肉の追加が16セット。合計で72セット、なんと144人前をオーダーしました。
続いてロウリーズ。
こちらではプライムリブカレーを12人前、
ローストビーフトーキョーカットを10人前。
あとは、大好きな千葉のルクール、六本木の久高、馬喰町のバクロコモン、品川のバルバッコア等々、自分が買って帰るときにおすそ分けをするというルーティンを繰り返しておりました。
どのお店でどのくらい買ったのか(デリバリー編)
今回はウーバーイーツや出前館のように
- 確立されたシステムを使っているお店
のデリバリーはファストフードも含めて自粛期間中は1回もオーダーしませんでした。
なんとなくですが、そういったお店はすでに体制が構築されているので、私がオーダーしなくてもほかの方がオーダーしてくれるんだろうなあと思ったので。
というわけで、デリバリーの選択基準は
- 知っている方
- 自宅のある千葉県まで届けてくれる方
のお店にお願いすることにしました。
具体的にはひごの屋の焼き鳥と
サンラサーのカレー5人前と、
豚組食堂のリブロースとかフィレとか。そして自宅でコラボして楽しんだり。
船橋の将泰庵のお弁当10個オーダーして親戚一同で分けてそれぞれの家庭でいただくといったことも。
どのお店でどのくらい買ったのか(通販編)
テイクアウトやデリバリーよりも、ECサイトは以前から運用しているお店も多くあります。楽天にもたくさんお店が出店してますよね。
その中で今回選んだのは
- お店が営業できなくて緊急事態として通販を始めた
- 大量購入で近所でおすそ分け可能
- お得な価格(たくさん買えるので)
のお店。
特に塚田農場や華味鳥は、自社で鶏を飼育しているため、自粛期間中でも鶏はすくすくと育っていきます。
そこで普段はない価格で購入できるということで買って応援いたしました。
これは親戚一同で分けたのですが、私たち家族だけではこんなに買うことはできません。
小籠包も3箱とか買ってみんなで仲良く(別々の家ですが)いただきましたよ。
あとは塚田農場のお鍋セットや、香川の讃岐うどんの名店も大変なことになっているということで応援購入とか、
ほかにも頼んで、美味しくいただきました。
惜しむらくは、にくがとうの焼肉セットを諸般の事情によりキャンセルしてしまったこと。。
次回はお店にあらためて食べに行こうと思います。
いくら使ったか
トータルで計算してみると
- テイクアウト:約300,000円
- デリバリー:約30,000円
- 通販:約80,000円
ということで40万円強を飲食店で使った計算になります。
ただ、前述しておりますが、これは私個人がすべて払った訳ではなく、家族や親せき、そしてなにより友人の「おすそ分けプロジェクト」への共感があってのことですので、実際に私が払ったのはこの10分の1程度なんですよ。
あらためて皆さんに感謝申し上げます。
利用しやすい(おすそわけしやすい)テイクアウトメニューとは
ここからは、私個人がおすそ分けして回った感想です。なのであくまでも、個人が楽しむというよりも、
- みんなにおすそ分けして回る際に重宝するメニュー
という観点で書いていきます。
さて、自家用車でおすそ分けに宅配するので、自宅にあるクーラーバックくらいしか装備はありません。
本来でしたら宅配便みたいに冷蔵車とか冷凍車があればよいのですが、やむを得ず、お届けするメニューを絞ることにしました。
せっかくおすそ分けでのお届けを楽しんで待っている友人に、がっかりしてほしくないので
具体的には、
- 自宅で特別な調理器具が無くても、お店の味がある程度までは再現可能
- 数時間であれば保冷バックで持ち運び可能
という条件で絞りました。
なので、お寿司等の生ものや冷凍食品は今回は断念した次第。あとは何度か自宅で食べてみましたが、パスタ等もテイクアウトにはあまり向かないかもしれませんね。
本来は他にもたくさんお持ち帰りしたいお店の味があったのですけどね。涙。
今回一番利用させていただいたしゃぶ庵のお肉はちゃんとしゃぶ庵のお店の封がついています。
しゃぶ庵と同じ六本木にある久高もオリジナルのシールを作って貼ってありました。
実はこれがとっても大切。
もちろんお店は非常事態なので「そんなこといちいち出来ません」ということもわかります。
ただ、これがおすそ分けになると、スーパーの精肉コーナーやお総菜コーナーで買ったものと明確な区分けがとても必要なんです。
なぜかというと、そこには
- しがらみのない家族がいるから。
仮に私のパパ友が、自身の家族に
「友人がおすそ分けしてくれるから今日はしゃぶしゃぶにしよう」
と言ったとします。
友人であるパパはお店にも一緒に行ったことあるかもしれませんし、行ったことが無くても私の友達ということで頼んでくれた方もいるでしょう。
でもその友人の家族はそういったしがらみがありません。美味しいか美味しくないか、お得かお得じゃないかで判断します。
その時にこの帯封やシールがあるだけで、見た目も変わります。家族の前で袋から取り出した時のインパクトがまったく違うんです。
パパが家族の中でヒーローになれるかどうかはこのパッケージによるところも大きいと思います。
一番テイクアウトのおすそ分けをしていて、嬉しかったコメントは2回注文していただいた方の中で、
「おばあちゃんと一緒に食べたらおばあちゃんが大絶賛してまた食べたいって言ったの!」
って報告してくれたこと。
この
- しがらみのない家族からの絶賛コメントかつリピート
が、私やテイクアウトをしたお店にとっては最大の賛辞だと思うんです。
これってしゃぶ庵のお肉自体もスーパーではなかなか売っていないお肉ということもありますが、
タレのセットが完璧なんです。
バクロコモンでテイクアウトしたサラダについているドレッシングも美味しかったし、
ロウリーズもサラダやローストビーフにかけるソースがもちろんセットで付いてきます。
これは、本当に大切。というか利用するほうからするととても助かります。
先ほども申し上げましたが、
一緒に食べている家族が忖度ない立場の中で
「これだったら(近所のスーパーの)お惣菜でも良いよね」
ってなったら、せっかくのテイクアウトが台無しです。
(もちろん最近のスーパーのお惣菜のクオリティも高いことも知ってますし敬意も払っております)
そこでお店の味が再現できるタレやソースはとても大切。
うちの家族は、ソースやタレが余ると翌日野菜を買ってきてサラダにかけたり、ほかの調理に使ったりしていました。
「テイクアウトをおすそ分け」してよかった点
これ、友人にも
「毎週宅配なんて良く頑張ってるねー」
って言われるのですが、あまり本人は苦労してるとか大変だとか思ったことがありませんでした。
きっと一番の大きな理由は
- Facebookの友人限定
で実施したからだと思います。
これが知らない人であれば、千葉から湘南に行くのも苦になりますが、
友達に会いに行くことが出来るのに辛いわけがありません。
下記はある日のテイクアウトおすそ分けで回る際に入力したナビ画面。
藤沢市だけでここに入っていない住所も含めると7件回りました。
以前に藤沢に住んでいた時にもこんなに藤沢市内を回ったことはありませんでした。笑
しかもほとんどの方が今年初めてお会いする友人ばかり。
そして行く先々で友達から
「遠くまでありがとうねー!」
って笑顔で感謝してくれる。
そして、むしろ私の近況を案じて、
「最近は元気でやってますかー?」
とか話しかけてくれたり。
こんな体験は他ではできませんでしたよ。
そうなんです。私がやりたかったのは、昔からある
- となり近所の「おすそ分け」文化の復活
だったんだとあらためて感じた次第。それがSNS時代であたらしい「おすそ分けスタイル」が出来たのかなあと感じてます。
ちなみに、毎週末に車で自宅に持ち帰ってくる姿を見て、リアルにお隣様から
「いつも美味しそうなものをお持ち帰りされてますが、どちらのお店のですか?」
と聞かれ、お隣にもしゃぶしゃぶセットをお届けしたこともありました。
これもうれしかったなあ。
あとは、コロナウイルスでの密を避けるピーク期間だったこともあり、ポジティブに捉えれば
- スーパーに夕飯を買いに行くより、私から受け取るほうがリスクが少ない
- 仮に感染したとしても、感染ルートが特定しやすい
ということも良かった点かなあ。
緊急事態宣言解除後のお店のあり方
さて、いよいよ飲食店の営業も再開されるところが多くあります。
たくさんのテイクアウトをして思ったのですが、前述したように
テイクアウトは「お店の味が誰でも簡単に再現できる」ことが重要ですが、
逆に捉えると、
- お店でしか食べることが出来ない味
もたくさんあると思います。
特にラーメン等の麺類はそうですよね。
そして何よりカウンターで食べる鮨しづめのお寿司や、
近藤の天ぷらとか、
knockのパスタとか、テイクアウトで利用できなかったお店には今すぐ行きたいと思ってます。
そして飲食店でしかできない体験の最大のポイントは
- 生ビール
に尽きると思います。
もちろん自粛期間中も自宅では缶ビールを飲んでましたが、
何より緊急事態宣言解除後に初めてお店で飲んだ生ビール!!
サーバーから注がれるビールをキンキンに冷えたジョッキで飲む体験こそ、飲食店でしか味わうことが出来ません。
これこそ、テイクアウトでもデリバリーでも味わうことが出来ない、究極の味ですよね。
人生においてビールを飲むようになってから約2か月もジョッキで飲む生ビールを絶っていた経験は、長期入院等の経験がある人以外は皆無だと思うんです。
きっとこの感動はこれからも忘れないと思うんだよなあ。
ぜひお店の方はグラスをピカピカにして、ビールをしっかり冷やして、そういったお客様を取り込むべく手ぐすねを引いて待ち構えていただければと思います!
約2か月のおすそ分けプロジェクトを終えて(クルマって便利)
あらためてオーダーいただいた皆様に感謝。
そして毎週のように注文を受けていただいたお店のスタッフの皆様にも最大の感謝。
そして、このデリバリーで同志として一緒に配達していた仲間にも感謝感謝。
そして、この先は余談ですので、
読み飛ばしていただいてもかまいません。
実は私は今まで圧倒的に鉄道派で車はほとんど乗らなかったのですね。
利用頻度でいえばクルマ:電車=1:99
という感じ。
ですが、今回は改めてクルマの利便性を見せつけられました。
電車、完敗です。
第三者との接触リスクも低いですし、そしてなにより電車だと自宅から六本木まで80分くらいかかりますが、半分の40分で行けることがわかったり。
これは「勝手におすそ分けプロジェクト」で回った日のETCの利用履歴の一部ですが、おかげ様で首都高もだいぶ「乗れる」ようになってきました。
そもそも私の首都高の知識レベルというのは、
- 「首都高環状線C1」は山手線の少し内側を通っていると思っていた
というレベル。
実際には皇居の少し外側を走っていると理解した時は衝撃でした。
ガソリンだって、たまには六本木で入れようかと思ったら、
六本木のガソリン代の高さにびっくりしたり。ガソリンってGSによって値段が全然違うのね。
そんなレベルなので、
箱崎ジャンクションなんて、「素敵な造形物」として下から見上げて愛でる施設かと思ってましたが、
毎週そのジャンクションを通ることになろうとは。
おかげ様で首都高や湾岸線、第三京浜、中央道等、快適に走ることが出来ました。
中央道からドコモタワーが見えると首都高に帰ってきたなあと実感したり。
もちろん普段の交通量になったらこんなに快適ではないのでしょうけどね。
これからは電車だけでなく、クルマももっと利用しようと改めて思った次第。
というわけで、最後は余談になってしまいましたが、
ともかく、今回のプロジェクトで出会えた
- 一緒に配達した方
- オーダーをしてくれた方
- 逆にデリバリーしてくれた方
- このブログを読んでくれた方
そして何より
- 飲食店の皆様
に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!
そして引き続き形を変えて飲食店を微力ながら応援できればと思っております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
とても美味しくて、みんなにおすそ分けしてあげたいと思っても、テイクアウト時間が17時からだとその時間にお店にお伺いしてピックアップしなければいけません。
なのでお昼から営業しているお店を中心におすそ分けした次第です。