「風が吹けば桶屋が儲かる」
このことわざの解釈はいろいろあるのだけれども、
「結果的によかったんじゃない?」
という楽観的かつ結果論に基づいたことわざのような気がします。
といったことを考えながら西新宿周辺を歩いていると、こんな光景が。
なんと「歩道」に「駐車禁止」の看板。これはダレに対しての警告なのか?
- もし「自動車」を停めないようにということであれば、歩道に置くのではなく、ガードレールに貼ってある地図の裏あたりに車を停める前に知らしめるようにしなければ意味がない。
- もし「自転車」を停めないようにということであれば、「駐車禁止」ではなく「駐輪禁止」と書かなければ、自転車はいいんだ!と誤解して停めてしまう人がいるかもしれない。
としばし考えてしまった。
しかし、この歩道を50mぐらい進むと奇跡の光景を目にすることになる。
「横断禁止」の看板の前に大量の「駐輪」が!
これってスゴクない?
だって、さすがにコレだけの自転車をかきわけて、ガードレールをまたいで、片側2車線もある道路を渡ろうとする人はいないと思われる。
つまり駐輪されている自転車は「横断禁止」の抑止力になっているのである。
では、その大量の自転車はドコから来たのか?
そう!郵便ポストの前に置かれた「駐車禁止」という看板がきっと自転車ユーザーには脅威に思えて「横断禁止」という看板の前に集結させているのに違いない。
つまり「風が吹けば桶屋が儲かる」理論で行くと、
- 「駐車禁止」を多くすると「横断禁止」が守られる
ということ。
- 駅前で「違法駐輪」に悩む自治体
も多いと思うが、
- 駅前で「違法横断」に悩む自治体
も多いと思われる。
ので、
横断してほしくないエリアだけ駐輪や駐車可にしてしまえば、「違法駐輪」も「違法横断」もなくなると思いますよ。(あとは2枚目の写真のような「横断禁止」の標識への落書きもね。)
一見迷惑になる行為も他の迷惑な行為を抑止するのに使うとお互いに幸せになったりする。
なんか人間関係にも当てはまりそうな気がしません?
個別に実例をあげたりすると、それこそ私自身が「横断禁止」の一線を越えてコメントしてしまいそうなので、自重することとします。
こういう駐輪行為って、はためにみると
すごくじゃまなんですが、いざ、自分が
自転車に乗ってみると、駐輪できるところが
ほとんどなくて、困るということも体験
できます。
こうして駐輪する場所を作ってあげると
いうアイデア。。。素敵です。(^o^)
>daizoさん
こんばんは!
この「毒を持って毒を制す」方式は意外と他にも使えるかもしれませんよね。つまり違法じゃないスペースをきちんと造ってあげることがお互いの幸せかと思います。