さて、アニー・リーボヴィッツさんが来日してトークショーのイベントがあると聞いていそいそと。
アニー・リーボヴィッツという名前を聞いたことがなくてもジョンレノンとオノヨーコの写真は目にしたことがあるはず。
というわけで、受付を済ませて、
レセプション会場へ。
ウエルカムシャンパンと、
フィンガーフード。
そりゃ、シャンパンも進むわけです。
で、いよいよご本人の登壇。
最初はジャーナリストとしての写真を撮っていたそう。その1枚がこちらで、他のカメラマンはニクソン大統領が乗ったヘリコプターが上昇を始めると、飛ばされないように下がる中で、彼女だけその場に残って標準レンズで撮影したとのこと。
その後、エリザベス女王を筆頭に様々な著名人を撮影。メリル・ストリープやブルースブラザーズを撮影した際のエピソードも話してくれました。VOGUE(ヴォーグ)の表紙を撮影していたことでも有名ですよね。
その後、フランシーヌ・ストックさんとの対談。
その後は参加者からの質問タイム。
素敵だなあと思ったのは、
「これだけスマートフォンが普及して多くの方が気軽に素敵な写真を撮ることが出来るようになった時代で、プロのカメラマンの領域とは?」
といったような質問があった時の回答。
彼女は
「みんなiPhoneを持って撮影するのは素敵だと思うわ。もっとみんな表現したらよいと思う。ただ、セルフィーも良いけど、外にカメラを向けてみてはいかがでしょう?」
と回答し
「その中でどのような表現が出来るかの違い」
といったようなことをおっしゃってました。
またAIの作品については
「見たらすぐに違いが分かるでしょ」
と一蹴。といってもそれを見下すのではなくリスペクトしつつの回答というのが素敵でした。
写真家としての矜持が見えたシーンでした。
主役が退席した後に改めて背景に映っていた写真をじっくり堪能。
素敵な時間を過ごすことが出来ました。
彼女と、今回のイベントを企画してくれたAMEXの皆様に改めて感謝です。
本当にありがとうございました。
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