映画「国宝」が周りで「すごい・・」と大絶賛なので観てきたら本当にすごかった。

国宝

さて、SNSでのつながりがある友人がほぼ全員絶賛している映画があると聞いていそいそと。

国宝」であります。

国宝

2025年6月6日公開なので、2か月以上経ってからの鑑賞という事で、映画に関してはかなりラガード層感満載なのですが、これは見て良かったと感じた次第。3回泣きました。2か月経っても平日午前中でF列より後ろはほぼ満席。

スクリーンの座席

でですね、普段はFacebook等でも饒舌な友人が「すごい・・」という感想しか投稿しないので、どうしてそんなに語彙力が無くなるのだろうと思ったら、観てわかりました。この映画には

  • 派手なアクションシーン
  • 豪快な爆破
  • かっこいいヒーローがピンチになると救ってくれる
  • 近未来的なクルマや飛行機
  • 実は仲間と思っていた人が悪の化身

とか、そういった勧善懲悪的、予定調和的なものは一切ありません。

最近のエンターテインメントというか「痛快ストーリー」と評される映画に関しては主人公(ヒーローもしくはヒロイン)がピンチに陥る→だけど仲間もしくは秘密兵器が登場して悪をやっつける→ヒーローが大勝利!感動!といった構成で、それはそれでとっても楽しく観ることが出来るのですが、「国宝」に関してはそういったストーリー構成ではないので、ただしネタバレすると話が面白くなるために、「すごい・・」という一言に凝縮されてしまうのですね。で、この記事でもネタバレをせずに説明しようとすると「すごい・・」という感想になりますですな。

そしてアクションシーンや大音響で撃ち合うとかバトルがあるわけではないのに大画面で観たほうがよい理由もわかりました。

それが「没入感」

これは圧倒的に映画館で観たほうが良い映画です。将来「地上波初放送!」とかでテレビで、お茶を飲みながら観たり、途中でTVCMが入ってしまう環境だと、この映画の面白さが半減するかも。

「歌舞伎」を知らない私がこれだけ力説するのだから、「歌舞伎」側の方にも感想を聞いてみたいなあと思った次第。

あとアドバイスがあるとすると、

  • 携帯電話の電源は切りましょう
  • ポップコーンは食べきれないので買わない方がおススメです。

の2点。

携帯電話は本当に良いシーンで私の隣も含め3人くらい鳴っていました。それも全員良い大人たち。もうね「最近の若い子は」とか言ってられないですよ。そして止めることが出来ずにずっとバッグを抱えて音が小さくなるようにしたりとか、電源を切ることが出来ないのだったら持って来ちゃダメです。

それとポップコーン。派手なエンターテインメントの映画であればパリポリ食べながら観ることが出来ます。きっと3時間もあるから食べきるよね?とおもって皆さん大きなサイズを買って入りますが、ほぼすべての人が食べ残しておりました。それくらい没入するという事です。

というわけで、吉沢 亮さん、横浜流星さん、その周りを固める皆さん、関係者の皆さん、素敵な時間をありがとうございました。 

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