久しぶりに試写会に行ってきました。
で、今回の結論。
あなたが今、とてもポジティブに物事を考えることが出来る環境であればこの映画は見なくてもいいかもしれません。
ですが、
あなたがもし、
- とても悩んでいたり
- 自分より不幸な人はいないと思っていたり
- 今の自分は家庭環境のせいだと思っていたり
- 人間としての尊厳を守るための活動を考えていたり
- 子どもを愛することに自信がなくなっていたり
するのであれば、
まずはこの映画を見たほうがいいと思います。
それは「チェンジリング」。
いやー、久しぶりにいい意味で
- 重い
映画でした。
監督はあのクリント・イーストウッド。
女優はあのアンジェリーナ・ジョリー。
で、
タイトルのチェンジリングは「取り換えられた子」の意味。
ある日突然、消えた息子。
5ヵ月後に帰ってきた彼は別人だった。
さらに別人と訴えても警察はまったく取り合ってくれず、逆に彼女を精神病扱いにして幽閉してしまう。
で、これが実話ということにさらに驚愕。
エンディングはもちろん言いませんが、
このアンジェリーナジョリーの生き方より
- 辛くて、強くて、仲間がたくさんいて、希望を捨てない生き方
をしている日本人はどれだけいるのだろう?
って思いました。
「最近は映画で人がかんたんに死にすぎる」という某歌手の歌もあったけど、ほんとそう思う。
だけど、
この映画は1人の子どもに対する愛が生と死の境目でうまく表現されていると思います。
ストレートな表現ではないけれどさ。
いろいろ考えさせられるねぇ。
2009年2月20日(金)より日劇3ほか全国ロードショー
「チェンジリング」完成度は高いが今日性には疑問
「チェンジリング」★★★☆
アンジェリーナ・ジョリー主演
クリント・イーストウッド 監督、2008年、アメリカ、142分
「ある日、仕事から戻ると子供の姿が無く、
数ヶ月後、発見され電車でつれてこられた子供は
別人だった、主人公は自分の子供でないと
主張を続ける」
実際にあったことだという、
警察の横暴さと、偶然の不幸が
重なった事件。
見ながら思ったのは、
何故、イーストウッド監督は
このテーマを選んだのかということ。
映画の完成度としては極上…
チェンジリング
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』と並ぶ新春大型作品です。主演はアンジェリーナ・ジョリー、そして監督はあのクリント・イーストウッド。1920年代アメリカの実話を元にした作品です。アンジェリーナ・ジョリーは本作で第81回アカデミー賞主演女優賞にノミネート。ご主人の主演男優賞ノミネートと併せて夫婦でオスカー獲得となるのでしょうか。(発表は日本時間の23日。)…