BARに求めるもの。
それって千差万別だろうけど、
私の場合は一言で表すなら、
- 居心地のよさ
かなぁ。
もう少し具体的にいうと、
- 他のお客さんとの距離感
と
- お店の方との距離感
がとってもタイセツ。
で、
その主戦場が、
カウンターなんだよな。
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このお店は、カウンターにゆったりめのいすをあつらえて、
ホントは無理すればあと2名くらい座れる空間に詰め込むようなことはしない。
それも六本木という立地なのに。
これが隣のお客様の会話を気にせずこちらでも会話できる最適距離。
これ以上狭かったら、街中によくあふれているカフェに成り下がってしまうんだな。
で、
カウンターの幅も広め。
マスター、モヒートを作るの図。
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で、マスターも
きっと東京モヒート以上に、この居心地のよさを作るスペシャリストであって、
銘店によくありがちな、
- お酒をしらない客はくるんじゃない
的な雰囲気がまったくなく、かといってその懐の深さにおいて、自分から
求められている以上の知識をひけらかさない。
それを体現するのがこの「カウンターの幅」な気がします。
これ以上近いと圧迫感。飲まされてる感。
これ以上遠いと疎遠感、こころ許してない感。
そんななかで「東京モヒート」をいただくわけです。
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ちなみにこーゆーカクテルにはストローが2本ついてますが、
1本で飲むのか2本で飲むのか迷いません??
そういった疑問もマスターに聞くと瞬時に解決。
で、それがちょっと小粋な回答だったりして、こちらもにんまり。
そーゆーキャッチボールができるお店なわけです。
で、
他にもここでしか飲めないオリジナルカクテルが盛りだくさん!
個人的に気に入った順に紹介します。
とゆーか、すべて美味しかったのですけどね。笑
まず「レディ・イン・デビル」
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手を加えたウォッカをベースに菫のリキュールやサンジェルマンを投入、そこにいちじくジャムを加えてあります。
ね、これだけで飲みたくなるでしょう!手を加えたウオッカの「手を加えた」部分はお店でぜひ味わって当ててください。
で、店名と同じカクテル、「セレンディピティ」。
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隠し味のバニラエッセンスがとてもいい感じ。
で、
「タイラー・ブリュレ」。「ウォールペーパー」誌を編集長として、立ち上げたヒトの名前。
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これも美味しい。国内産の柚子を使ったカクテル。シンプルな中の複雑系の味。
で、おつまみの相談をしたら
- ラグジュアリーAOCチーズ5種盛り合わせ
をオススメしてくれました。
ブルーチーズが苦手という方はここで提供されるロックフォールのブルーチーズを食してからにするべし!
私もブルーチーズはそれほど得手ではなかったのですが、
このブルーチーズは今までのそれに対するイメージを壊してくれます。
心地よいくらいに。
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で、
カクテルもススムわけで、
「アーノルド パーマー」で〆。
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ご存知、プロゴルファーの方から取ったのですが、パーマー氏がラウンド中に飲んだドリンクをアレンジしたもの。上の赤ワインを途中からかき混ぜるとまた違う味で楽しむことができます。
いやー、
久しぶりにいいBARを見つけちゃいました。
やっぱり、今までのお気に入りのお店に共通するのって
六本木の久高にしても半蔵門のさわらびにしても
- 食の知識に裏打ちされたお店の方がそれをひけらかすことなく心地よい空間を作っているお店
なんだよね。
とても楽しいひと時をありがとうございました。
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夢のような楽しい物語を一冊読んだときとおなじ心地よさ。
お会計までその夢を壊しません。
ご馳走様でした。
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●SERENDIPITY-BAR(セレンディピティ バー)
・住所:港区六本木4-1-12 六本木ディオーネビル B1
・電話:03-6277-7151
●おまけその1
ソファー席もとってもおっされー!!
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この席はカーテンをすると個室状態にもなるということで、
この席が似合うオトコになるにはどーゆーオトナになればいいだろう??
と思案の図。
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●おまけその2
店内のカウンター中央にある、ベルのようなオブジェは
実は昔のシェーカーです。
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初めて来たヒトは絶対気になって聞くと思いますが、
きっとマスターは何千回も同じ説明をしていると思いますので
こちらは事前にお知らせしておきます!
●おまけその3
もしマスターがいちじくありますよ、と言ったら
すぐオーダーするべし!
白ワインにつけたいちじくはお酒がとてもよく合います!
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●おまけのおまけ
レシピと写真がびみょーに合っていないかもです。
この酔いに免じてご容赦ください。
ま、どこが違うかは実際に行って飲んで確かめるのよろし。
Keep up the good work, I like your writing.
>Certified Nursing Assistantさん
thank you!
I hope you enjoy my blog!